『心臓とこころ ~文化と科学が明かす「ハート」の歴史 ~ 』の詳細情報

心臓とこころ
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 心臓とこころ
サブタイトル 文化と科学が明かす「ハート」の歴史
著者 [著者区分]■ヴィンセント・M・フィゲレド [著・文・その他]
■坪子 理美 [翻訳]
出版社 化学同人 レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ
ページ数 350p Cコード 1040
発売予定日 2025-04-23 ジャンル 教養/単行本/自然科学総記
ISBN 9784759824049 判型 46
内容紹介
「心臓」は本当にただのポンプなのでしょうか?
かつて人々は,心臓こそが知性や感情,魂の宿る場所だと信じていました.しかし,近代医学の発展とともに,心臓は脳に従属する単なる血液ポンプと考えられるようになりました.それでも,心臓は今なお愛や健康の象徴として強い影響を持ち続けています.
本書では,心臓専門医の著者が,古代から現代までの心臓に対する人類の認識の変遷をたどり,芸術・文化・宗教・哲学・科学における心臓の役割を解き明かします.さらに,最新の科学が明かす心臓と脳の関係や,心臓医療の進歩についても詳しく解説.
本書を読めば,あなたの心臓に対する見方が変わるかもしれません.
目次
序章

第一部 古代の心臓
第1章 心臓は命
第2章 心と魂
第3章 心臓と神
第4章 感情に満ちた心
第5章 古代における心臓の理解
第6章 古代の心臓疾患

第二部 闇に埋もれ、再び光を浴びる心臓
第7章 暗黒時代
第8章 イスラムの黄金時代
第9章 ヴァイキングの冷たい「イェルタ(心臓)」
第10章 アメリカ大陸の生贄の心臓
第11章 心臓のルネサンス(再生)
第12章 彼方此方へ

第三部 アートのなかの「ハート」
第13章 美術のなかの心臓
第14章 文学のなかの心臓
第15章 音楽のなかの心臓
第16章 心臓にまつわる儀式

第四部 心臓学入門
第17章 身体のポンプ
第18章 心臓の解剖学
第19章 鼓動
第20章 血液の色
第21章 心臓の電気系統
第22章 心電図とは何か
第23章 血圧とは何か
第24章 心不全とは何か
第25章 「狭心症」とは何か
第26章 心臓疾患における性、人種、民族
第27章 アスリートの突然死
第28章 「心臓」という言葉

第五部 近現代における心臓
第29章 啓蒙思想と進化論
第30章 20世紀と心臓疾患
第31章 アスピリン
第32章 21世紀と心臓手術
第33章 心臓の今
第34章 「傷心症候群」——たこつぼ心筋症
第35章 心臓−脳接続
第36章 未来の心臓
おわりに
謝辞


参考文献
読書案内
索引
著者略歴(ヴィンセント・M・フィゲレド)
Vincent M. Figueredo
他の書籍を検索する