『人体,なんでそうなった? ~余分な骨,使えない遺伝子,あえて危険を冒す脳 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
人体,なんでそうなった? |
サブタイトル |
余分な骨,使えない遺伝子,あえて危険を冒す脳 |
著者 [著者区分] | ■Nathan Lents [著・文・その他] ■久保 美代子 [翻訳]
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出版社 |
化学同人 |
レーベル |
DOJIN文庫 |
本体価格 (予定) |
1500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
340p
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Cコード |
1045 |
発売予定日 |
2024-12-16 |
ジャンル |
教養/単行本/生物学 |
ISBN |
9784759825206 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
精巧で緻密――その神秘性までが強調されることの多い「人体」.ところがその端々には不可解で残念な“欠点”が無数に見つかる.人体はゼロから精緻にデザインされたものではなく,進化(突然変異)によるマイナーチェンジを修正しながらなんとか作り上げられてきたものだからだ.本書では,人体が完成とは程遠いままになっている事実を明らかにするとともに,人体進化のまったく新しい見方を紹介する.
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目次 |
目次 はじめに:みよ、母なる自然の大失態を
1章 余分な骨と、その他もろもろ (網膜が後ろを向いているわけ。鼻水の排水口が副鼻腔の一番上にあるわけ。膝が悪くなるわけ。椎間板の間の軟骨がいとも簡単にずれるわけ、などなど)
2章 豊かな食生活?(ほかの動物とはちがって、人間がビタミンCやビタミンBを食事で摂らねばならないわけ。子供や妊娠している女性のほぼ半数が鉄分を摂っているのに貧血気味なわけ。人類がみなカルシウム不足なわけ、などなど)
3章 ゲノムのなかのガラクタ (ヒトが、機能している遺伝子とほぼ同じくらい多くの壊れていて機能していない遺伝子も持っているわけ。DNAが過去に感染した何百万ものウイルスの死骸を保持しているわけ。DNAの奇妙な自己複製箇所がゲノムの10パーセント以上を占めるわけ、などなど)
4章 子作りがヘタなホモ・サピエンス (ヒトでは女性の排卵時期と妊娠のタイミングがわかりにくいわけ。すべての霊長類のなかで、ヒトがもっとも受胎率が低く、乳児と母親の死亡率が高いわけ。頭蓋骨が巨大なせいで早めに生まれなければならないわけ、などなど)
5章 なぜ神は医者を創造したのか?(ヒトの免疫系が自分の身体をやたらと攻撃するわけ。発生過程でのエラーが全身の血流に大問題を引き起こすわけ。がんが避けられないわけ、などなど)
6章 だまされやすいカモ(ヒトの脳がほんの小さな数しか理解できないわけ。僕らが目の錯覚(錯視)で簡単にだまされてしまうわけ。考えや行動、記憶に間違いがよく起こるわけ。進化が若者、とくに少年に愚かなことをさせるわけ、などなど)
エピローグ 人類の未来
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