『時間概念と空間概念の発達 ~古典的ピアジェ課題の新たな展開 ~ 』の詳細情報

時間概念と空間概念の発達
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タイトル 時間概念と空間概念の発達
サブタイトル 古典的ピアジェ課題の新たな展開
著者 [著者区分]■松田 文子 [著・文・その他]
■日下部 典子 [著・文・その他]
■岡崎 善弘 [著・文・その他]
出版社 北大路書房 レーベル
本体価格
(予定)
5400円 シリーズ
ページ数 116p Cコード 3011
発売予定日 2024-06-07 ジャンル 専門/単行本/心理(学)
ISBN 9784762832567 判型 A5
内容紹介
「時間」と「空間」はともに物理的世界を構成する抽象的概念であり,これらの適切な知覚と使用は社会生活の円滑な営みにとって重要である。その概念形成は子どもから大人になる間にどのような発達の道筋をたどるのか。ピアジェ課題に端を発する比較判断の課題を用いた実験からその様相を明らかにした,一連の研究の集大成。
目次
はじめに

第1章  時間と空間の概念発達に関する研究の系譜──Piaget(1946a, b)の研究とその後

第2章 Piaget課題を発展させた実験課題の作成
 第1節  Piaget(1946a, b)の用いた課題およびその後の実験課題に共通する問題点
 第2節 相互に対称な関係にある時間課題と空間課題の作成

第3章  対称な時間課題と空間課題によって明らかにする,時間概念と空間概念の発達
 第1節  二つの動体の走行時間の比較判断と走行距離の比較判断の発達過程(実験1 )
 第2節  走路の有無が走行時間判断と走行距離判断に及ぼす影響(実験2)

第4章 子どもが時間課題と空間課題で用いる知識と学習の効果
 第1節 小学生が走行時間判断と走行距離判断で用いる認知と知識の発達(実験3)
 第2節 小学5年生における,走行時間判断と走行距離判断に必要な知識の学習効果(実験4)
 第3節 走行時間判断と走行距離判断の困難さに関する課題分析と学習効果(実験5)

第5章 高難度の時間課題における難しさの要因の分析とその克服の試み
 第1節 小学5年生における「速さ」の授業効果(実験6)
 第2節 中学生,高校生,大学生が,走行時間判断に用いる知識と知識の使い分け(実験7)
 第3節 大学生が走行時間判断で用いる認知的方略と記憶容量の役割(実験8)
 第4節 静止画課題を用いた走行時間判断における,中学生,高校生,大学生による知識の使い分け(実験9)

全体のまとめ
おわりに

引用文献
事項索引
人名索引
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