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タイトル |
アメリカの悲劇(下) |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■セオドア・ドライサー [著・文・その他] ■村山 淳彦 [翻訳]
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出版社 |
花伝社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
568p
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Cコード |
0097 |
発売予定日 |
2024-11-21 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784763421449 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
「おれはほんとに救われたのだろうか。人生ってこんなにもあっけないものなのか」
実際の事件をもとに、ドライサーが描き出した〈ゆがんだ社会構造〉と〈人間のこころの弱さ〉。刊行から100年が経つ今、快楽を追い求め倫理を失いゆく青年の物語は、わたしたちに何を語りかけるのか。
資本主義社会の欺瞞を描く、不朽の名作
(あらすじ) ついにロバータが湖で溺死した。 上流階級のソンドラとの恋とその名声に目がくらみ、意図せずとはいえ女工ロバータを見殺しにした、青年クラウド。事件発覚を契機に、水面下では政治、メディア、法廷が動き出す。そして、ついにその審判の時がきた—— 実際におきた事件をモデルに、近代アメリカ社会の闇を克明に描き出す、アメリカ自然主義文学の先駆的傑作。
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目次 |
第二部(続き) 第三部 訳者あとがき |
著者略歴(セオドア・ドライサー) |
1871年、米国インディアナ州の田舎町でカトリック系ドイツ人移民の貧しい家庭に生まれる。新聞記者見習いを経てジャーナリストとして身を立てた後、1900年に小説『シスター・キャリー』を発表したが、世に認められず、挫折感から鬱病となる。雌伏10年、作家として再起を果した後は、小説のみならず、旅行記、自伝、エッセー、戯曲、社会評論など多方面で活発に執筆し、1920年代、1930年代には米国社会のオピニオンリーダーとみなされるまでになる。1945年、死去。 |
著者略歴(村山 淳彦) |
東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。最終学歴は東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で教職に就く。国際ドライサー協会顧問。 おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論——アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年、日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2014年)、『ドライサーを読み返せ——甦るアメリカ文学の巨人』(花伝社、2022年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)など。 |