『女性たちの韓国近現代史』の詳細情報

女性たちの韓国近現代史
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タイトル 女性たちの韓国近現代史
サブタイトル
著者 [著者区分]崔誠姫 [著・文・その他]
出版社 慶應義塾大学出版会 レーベル
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 224p Cコード 0022
発売予定日 2024-10-28 ジャンル 一般/単行本/外国歴史
ISBN 9784766429893 判型 46
内容紹介
彼女たちは、泣き、笑い、そして戦った――
開国から、植民地期、分断、民主化運動、通貨危機、フェミニズムまで、もう一つの韓国の歴史/物語を描く
朝鮮半島の女性たちは、さまざまな困難に直面してきた。韓国併合、戦争協力と犠牲、南北分断による家族の離散、独裁政権、民主化運動、フェミニズム……現代もなお女性たちは激変する社会の中で、日々憤り、悲しみ、喜び、そして戦っている。
開国から現代にいたるまで、朝鮮・韓国の女性はどう生き、どう変わっていったのか。有名・無名のさまざまな女性たちに光を当て、近現代韓国の歴史を描きだす。
目次
はじめに

第一章 近代と出会う女性たち――朝鮮の開国
  1 王妃閔氏とその時代
  2 開港後の朝鮮と女性
  [コラム]フィクションからみる歴史①
    ドラマとミュージカルのヒロインとなった明成皇后
    戦うヒロイン『ミスター・サンシャイン』のユン・エシン

第二章 「外」へ飛び出す女性たち――1910~30 年代の朝鮮
  1 韓国併合と「李王家」の結婚
  2 韓国併合後の女子教育
  3 女子学生たちの「運動」 
  4 新女性たち
  [コラム]植民地期を切り取る 
    『ラストプリンセス』と植民地支配
    女子学生のホンネ

第三章 朝鮮半島の戦争と女性――動員、協力、被害
  1 日本の戦争と朝鮮の女性たち
  2 日本軍「慰安婦」問題
  3 朝鮮戦争と女性たち
  [コラム]朝鮮映画のスター文藝峰

第四章 「戦う」女性たち――独裁政権から民主化へ
  1 独裁政権期の女性たち――女性運動の始まり
  2 民主化と女性たちの戦い
  3 民主化後の韓国社会と女性――新たな戦い
  [コラム]フィクションからみる歴史②
    民主化運動を描く『1987 ある闘いの真実』
    慰安婦と向き合う『I Can Speak』

第五章 「アジア」を移動する女性たち
  1 日本へ渡った女性たち
  2 中国へ渡った女性たち
  3 「アジア」から朝鮮半島をめざす女性たち
  [コラム]『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん』と日本人妻たち

第六章 「キム・ジヨン」たちの韓国
  1 IMF危機と女性の社会進出・政治進出
  2 朴槿恵大統領の就任
  3 韓国フェミニズム小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の爆発的ヒット
  4 「女嫌」犯罪と#MeToo運動
  5 LGBTQをめぐる問題
  6 北朝鮮の女性たち
  [コラム]南北を超えた恋愛ドラマ『愛の不時着』

おわりに

  あとがき
  参考文献
  索引
著者略歴(崔誠姫)
1977年北海道生まれ。2001年東京女子大学文理学部史学科卒業、2006年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、2015年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科特別研究員、聖心女子大学ほか非常勤講師・日本女子大学客員准教授を経て、現在大阪産業大学国際学部准教授。専門は、朝鮮近代史、教育史、ジェンダー史。著作に、『近代朝鮮の中等教育ーー1920~30年代の高等普通学校・女子高等普通学校を中心に』(晃洋書房、2019年)がある。
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