『家族ゲームの世紀 ~夏目漱石『明暗』を読み直す ~ 』の詳細情報

家族ゲームの世紀
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タイトル 家族ゲームの世紀
サブタイトル 夏目漱石『明暗』を読み直す
著者 [著者区分]飯田祐子 [著・文・その他]
出版社 現代書館 レーベル いま読む! 名著
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 216p Cコード 0395
発売予定日 2024-12-10 ジャンル 一般/全書・双書/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784768410233 判型 46
内容紹介
いま! の問題意識で名著を読み直すシリーズの23 巻目は、夏目漱石晩年の作品『明暗』を取り上げる。
テーマは「家族」。漱石は、急速に変化していく社会と、それに急かされていく私的領域との軋轢が最も顕著に表れる「家族」には常に注意を注ぎ続け、『坊ちゃん』『それから』『こころ』などの代表作で常に触れてきた。その流れの最後の作品である『明暗』。漱石研究を専門に置きつつ、フェミニズム、結婚、家庭などへの論評、著作を多く執筆している飯田祐子氏が、変質していく「家族のありかた」を、明治期の漱石の視点をベースに置きながら考察。「家族を作り、維持していく」ことの複雑さ、難しさ、そこで生じる問題点は時代を超える。
目次
序章 日本近代のハイブリディティ
第1章 「家族」という劇場
第2章 言葉とジェンダー構造
第3章 男性性と「金」
第4章 お延「愛」
第5章 七つの三角形
終章 明暗の家族ゲーム
著者略歴(飯田祐子)
1966年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科、博士(文学)。
現在、名古屋大学大学院人文学研究科教授。専門は、日本近現代文化・文学、ジェンダー批評。
単著に『彼女たちの文学 語りにくさと読まれること』(2016年、名古屋大学出版会)、『彼らの物語 日本近代文学とジェンダ̶』(1998年、名古屋大学出版会)、共編著に『プロレタリア文学とジェンダー 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ』(2022年、青弓社)、『女性と闘争 雑誌「女人芸術」と一九三〇年前後の文化生産』(2019年、青弓社)など。
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