『鷗外の遺品 ~森於菟と台湾 遥かなる旅路 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
鷗外の遺品 |
サブタイトル |
森於菟と台湾 遥かなる旅路 |
著者 [著者区分] | 多胡吉郎 [著・文・その他]
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出版社 |
現代書館 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
312p
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Cコード |
0095 |
発売予定日 |
2024-09-19 |
ジャンル |
一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他 |
ISBN |
9784768459652 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
森鷗外の長男・於菟の台北帝国大学医学部教授就任に伴い、鷗外の遺品は台湾に運ばれた。異郷の地で、鷗外の遺品と向き合いながら、於菟は日本人と台湾人を分け隔てることなく人々と接し、台湾医学の発展に多大な貢献を果たす。敗戦時、於菟は鷗外の遺品を台湾に置いて帰国せざるを得なかったが、後年、台湾人の無償の尽力によって日本への返還が実現。本書では、台湾取材を含む綿密な調査を基に、鷗外の遺品がつないだ日本と台湾を結ぶ心の架け橋を描く。 国家や民族を超え、こだまし合う鷗外の余香……。
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目次 |
プロローグ 『天寵』の画家・宮芳平の絵 第一章 森於菟の孤独 第二章 新天地、台湾へ 第三章 観潮楼消失~台湾の於菟(1)~ 第四章 「後端」に生きて~台湾の於菟(2)~ 第五章 敗戦前後~台湾の於菟(3)~ 第六章 森於菟の帰国 第七章 台湾に残された鷗外の遺品 第八章 時はめぐり~最後の遺品返還~ エピローグ 2023年12月・台湾 |
著者略歴(多胡吉郎) |
作家。1956年生まれ。東京大学文学部国文学科卒。1980年、NHK入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。2002年に独立し、英国を拠点に文筆の道に入る。2009年に帰国。著書『吾輩はロンドンである』(文藝春秋)、『スコットランドの漱石』(文春新書)、『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』『わたしの歌を、あなたに~柳兼子・絶唱の朝鮮~』(ともに河出書房新社)、第35回和辻哲郎文化賞を受賞した『生命の谺 川端康成と「特攻」』(現代書館)など。 |