『ブルデュー社会学で読み解く現代文化』の詳細情報

ブルデュー社会学で読み解く現代文化
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タイトル ブルデュー社会学で読み解く現代文化
サブタイトル
著者 [著者区分]■片岡 栄美 [編集]
■村井 重樹 [編集]
出版社 晃洋書房 レーベル
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 160p Cコード 3036
発売予定日 2024-12-02 ジャンル 専門/単行本/社会
ISBN 9784771038813 判型 A5
内容紹介
ブルデュ-社会学の現代日本への適用とその意義を問う


その登場以来、数多くの論争を巻き起こしてきたブルデュー社会学は、現代のいっそう複雑化した文化現象にも適用できるのか。音楽、食、若者文化、ソーシャルメディアを対象とし、文化的オムニボア(雑食)の増大や趣味・嗜好の多様化、さらには文化的な不平等や卓越化の変容などを視野に入れながら、ブルデュー文化社会学の現代的意義を提示する。
目次
第1章 ブルデュー文化社会学への招待
 はじめに
 1 ブルデュー文化社会学の基本概念
 2 ブルデュー文化社会学の論理
 3 ブルデュー文化社会学の視座

第2章 文化的オムニボア(文化的雑食)とは何か
 1 象徴的排除と階級
 2 文化的排他性の変容と文化の序列性
 3 文化歴オムニボア(文化的雑食性)仮説の登場
 4 日本は文化的雑食性(文化的オムニボア)の社会か?
 5 文化的オムニボアは寛容性か、それとも卓越化の新しい形態か?
 6 「ゆとりのハビトゥス」から「ファスト教養」の時代へ
 7 現代の文化資本とは何か

第3章 文化資本の揺らぎと境界感覚の測定――CDショップの利用調査をもとに
 1 ハビトゥスについて
 2 卓越化について
 3 音楽の優劣

第4章 大学生における「趣味の良さ」と階層意識、ハビトゥスの関係
 はじめに
 1 趣味・嗜好とハビトゥス
 2 大学生の趣味データの読み方
 3 進路選択と趣味の関係
 4 仮説とデータ
 5 大学生の「趣味の良さ」判断と「趣味の広さ」の関係
 6 趣味実践と趣味の良さ
 7 趣味活動の最空間の多重対応分析と文化マップ
 8 大学生の社会空間の特徴と差異空間との対応関係
 9 希望する職業の社会空間と差異空間の対応
 まとめ

第5章 食の実践・卓越化・正統性――グルメからフーディーへ
 はじめに
 1 食事の礼儀作法と社会階級
 2 食事様式と卓越化
 3 食の実践と文化的オムニボア
 4 グルメ文化と真正性
 5 食の実践・卓越化・正統性―良い食べ物をめぐる象徴闘争

第6章 食の好みと社会階層
 はじめに
 1 食のテイストと社会階級に関する先行研究
 2 分析課題
 3 データ
 4 食の文化資本尺度
 5 食の文化資本得点の規定要因
 6 好きな料理にみる食テイスト空間
 7 食テイスト空間と社会空間の対応
まとめ

第7章 ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間
 はじめに
 1 文化実践の場としてのソーシャルメディア
 2 デジタルデバイド
 3 オンライン場の理論
 4 サーベイ調査と行動ビックデータ
 5 データの説明
 6 文化実践はどのようにして社会空間を再生産するか?――条件の特定
 7 疑似予測法
 8 データの処理と分析モデル
 9 結 果
 10 Twitter上で実践は社会空間を再生産するか?
 まとめ
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