『日常的な相互行為の数理社会学 ~噓と秘密とゲーム理論 ~ 』の詳細情報

日常的な相互行為の数理社会学
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タイトル 日常的な相互行為の数理社会学
サブタイトル 噓と秘密とゲーム理論
著者 [著者区分]小田中悠 [著・文・その他]
出版社 晃洋書房 レーベル
本体価格
(予定)
4200円 シリーズ
ページ数 180p Cコード 3036
発売予定日 2024-12-16 ジャンル 専門/単行本/社会
ISBN 9784771038868 判型 A5
内容紹介
人狼ゲームからみえてくる、私たちの会話のかたち
意味の社会学と数理社会学を接続し、嘘や秘密が入り混じる場面をゲーム理論で分析。日常の相互行為を新たな視点から解き明かす。
目次
序 章 意味の社会学と数理社会学のすれちがい――なぜ意味は数理社会学の対象とならなかったのか――
 1 日常的な相互行為をめぐる意味と数理のすれちがい
 2 数理社会学のあゆみ――日米を中心に――
 3 意味の社会学と数理社会学
 4 本書の構成

第1章 意味とゲーム理論――意味構成の3水準――
 はじめに
 1 ゲーム理論の基本的なアイデア
 2 相互行為における意味付けのゲーム理論的研究
 3 意味とゲーム理論をむすびつけるために

第2章 Schutzの行為論とゲーム理論――ゲーム構造の形成――
 はじめに
 1 Schutz行為論の基本的なアイデア
 2 行為の選択はいつどのようになされるのか
 3 Schutzからゲーム理論へ―― Esser・Etzrodtモデルの検討を通して――
 4 まとめ

第3章 Garfinkelの違背実験とゲーム理論――間主観性の成立――
 はじめに
 1 違背実験とゲーム理論
 2 ハイパーゲームの基本的なアイデア
 3 間主観的同一性のゲーム理論モデル
 4 まとめ

第4章 合理的な選択結果としての「今,ここで起きていること」――EsserとGoffman を手がかりにして――
 はじめに
 1 合理的選択とゲーム構造の形成再考
 2 合理的選択と間主観性の成立再考―― Goffmanのフレーム分析――
 3 合理的選択とゲーム結果への予想
 4 まとめ

第5章 嘘と秘密の社会学再考――ゲーム理論的分析への接続――
 はじめに
 1 社会学における嘘と秘密
序 章 意味の社会学と数理社会学のすれちがい――なぜ意味は数理社会学の対象とならなかったのか――
 1 日常的な相互行為をめぐる意味と数理のすれちがい
 2 数理社会学のあゆみ――日米を中心に――
 3 意味の社会学と数理社会学
 4 本書の構成

第1章 意味とゲーム理論――意味構成の3水準――
 はじめに
 1 ゲーム理論の基本的なアイデア
 2 相互行為における意味付けのゲーム理論的研究
 3 意味とゲーム理論をむすびつけるために

第2章 Schutzの行為論とゲーム理論――ゲーム構造の形成――
 はじめに
 1 Schutz行為論の基本的なアイデア
 2 行為の選択はいつどのようになされるのか
 3 Schutzからゲーム理論へ―― Esser・Etzrodtモデルの検討を通して――
 4 まとめ

第3章 Garfinkelの違背実験とゲーム理論――間主観性の成立――
 はじめに
 1 違背実験とゲーム理論
 2 ハイパーゲームの基本的なアイデア
 3 間主観的同一性のゲーム理論モデル
 4 まとめ

第4章 合理的な選択結果としての「今,ここで起きていること」――EsserとGoffman を手がかりにして――
 はじめに
 1 合理的選択とゲーム構造の形成再考
 2 合理的選択と間主観性の成立再考―― Goffmanのフレーム分析――
 3 合理的選択とゲーム結果への予想
 4 まとめ

第5章 嘘と秘密の社会学再考――ゲーム理論的分析への接続――
 はじめに
 1 社会学における嘘と秘密
 2 嘘と秘密の4類型とダイナミクス――状況の定義に着目して――
 3 嘘と秘密のゲーム理論的分析可能性
 4 まとめ

第6章 人狼ゲームの分析――嘘と秘密とゲーム理論――
 はじめに
 1 人狼ゲームのルールとデータの概要
 2 対象となる場面の詳細な経過
 3 人狼ゲームのゲーム理論的分析
 4 人狼ゲームの分析から見えてくるもの
 5 まとめ

終 章 意味の社会学と数理社会学がむすびつくところ――意味の数理社会学の展開――
 1 本書の議論のまとめ
 2 本書の意義と今後の展開可能性
著者略歴(小田中悠)
 1989年生まれ
 慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)
 現在、京都先端科学大学人文学部講師

主要業績
『パンデミックとグローバル社会――もうひとつの社会への扉』(分担執筆、晃洋書房、2022年)
『数理社会学事典』(編集委員・分担執筆、丸善出版、2022年)

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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