『舟 ~北方領土で起きた日本人とロシア人の物語 ~ 』の詳細情報
Amazonで予約する
|
タイトル |
舟 |
サブタイトル |
北方領土で起きた日本人とロシア人の物語 |
著者 [著者区分] | ■マイケル・ヤング [著・文・その他] ■樫本真奈美 [翻訳]
|
出版社 |
皓星社 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
2300円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
320p
|
Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2024-07-10 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784774408316 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
知られざる日ロ民間交流の歴史
終戦直後、北方領土のとある島で、日本人とロシア人が「共生」していた一時期がありました。引揚げの日の朝、海で遭難したロシア人の子どもたちを救出するために、一人の日本人漁師が単身海へ出て重出に成功。その奇跡的な救出劇と、当時の日本人とロシア人の「共生」のあり方を描いたノンフィクション小説が、この表題作「舟」です。
これに加え、日ロ双方の元島民たちと、元島民子孫へのインタビューを収録しました。終戦後、シベリアなど北方からの引揚げは過酷なものでした。しかしその一方で、北方領土では日ロ双方の住民同士が、いがみあうことなく共同生活を送っていた事実もあるのです。
歴史の表舞台では描かれてこなかった、知られざる民間交流の実態が本書で明らかになります。
|
目次 |
まえがき
舟 北方領土で起きた日本人とロシア人の物語〜
一九九二年 極東ロシア
志発島(歯舞群島)にて 一九四七年
北海道 根室、現代
元島民たちの記憶とその子孫の声
ガリーナ・ニキーチチナ・ラーピナさん(一九三八年生まれ)の体験
志発島 元島民の木村芳勝さん(一九三四年生まれ)の体験
曾祖母、祖父の島、「シボツトウ」と私の血を巡る旅 山田淳子
解説 樫本真奈美
北方四島関連年表
訳者あとがき |
著者略歴(マイケル・ヤング) |
2008 年までノヴォシビルスク(ロシア)のテレビ局で番組のプロ デューサー、ディレクター、編集者として勤務。2009年から脚本家、映画プロデューサーとして活躍。過去にアーマンド・アサンテ、ピーター・オトゥール、マイケル・マドセン、ケイリー・タガワ・ヒロユキといった有名俳優が出演する作品を手がける。 |
著者略歴(樫本真奈美) |
神戸市外国語大学ロシア学科博士課程満期修了、現在は同志社 大学講師。著書に『ロシアの物語空間』(共著、水声社、2017 年)、 訳書『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家 の旅路』(群像社、2023 年)、編訳書『2時間で逢える日本 — ウラ ジオストク』(皓星社、2020 年)がある。 |