2020年に再開された《異形コレクション》(光文社)で、注目されている作家・アンソロジスト、井上雅彦の個人アンソロジー。現在では入手困難な媒体に発表されたものを中心に、書き下ろし1篇を加えた全13篇を収録。それぞれの作品には、手法と意図を分析した「作者のコメンタリー」を掲載。そこからは、著者の「短篇論」「ホラー論」も浮かびあがる。
【収録作】 ●私設博物館資料目録 ●飢えている刀鋩 ●抜粋された学級文集への注解 ●闇仕事 ●三色の心霊遊戯 ●天使が来たりて ●笹色紅 ●グラーフ・フィルム ●翩譚集――あるいは、或る都の物語 ●夜の聲 夜の旅 ●デモン・ウォーズ ●宵闇色の水瓶 ●レッテラ・ブラックの肖像
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