『リフレクションズ ~JAZZでスナップショット ~ 』の詳細情報
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タイトル |
リフレクションズ |
サブタイトル |
JAZZでスナップショット |
著者 [著者区分] | 小沼 純一 [著・文・その他]
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出版社 |
彩流社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
240p
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Cコード |
0073 |
発売予定日 |
2024-07-05 |
ジャンル |
一般/単行本/音楽・舞踊 |
ISBN |
9784779129810 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
ジャズの、かつて聴いたものについて、書く! 何をどんなふうに、とあらためて想いおこしつつ、それがただそのときだけにとどまらず、「いま」、自分とどうなのか、というのを考えることはレトロスペクティヴなだけではない、聴く=思考する何かになる。もっとも、ひとつの口実にすぎない、ともおもう。聴きなおせば、新しい発見がある。はじめて、あるいは何度も聴いていた時期の感覚をおもいだしもする。それを現在と重ねあわせて、というのも、当然、ありながら、そのうえで、いま、それを書く必要があるのか、とも。本人にとってはいろいろな意味がある。聴きなおし、再考し、言葉にする意味。だが、それを、たとえ興味があるひとだけが読むにしろ、とりあえず公になる場で書くのはどういうことなのか。そのうえで、ひらきなおりたい気もある。聴いて、聴きなおして、書いて、こそのものだ、と。扱われるのは、1970年代、十代のとき聴いていたアルバムが中心だ。そのあとのものもわずかにはいっているが、十代のときへの追補として。指南してくれるものもなく、というよりは、そうしたものは無視して、勝手に、勘で、聴いてみる。クラシックや現代音楽やロックも並行しているなかで聴くと、ジャズ中心のリスナーとは異なった軌跡になるのかもしれない。アルバムごとに何かを記したあとには、じぶんの住んでいた東京のジャズ環境、とでもいったものをすこしまとめてみることにした。なんとなく目に、耳にはいってくる、この列島のジャズ・ミュージシャンが、アルバムを中心に記していることを、べつのところから補ったらいい、というおもいから。
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目次 |
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著者略歴(小沼 純一) |
こぬま・じゅんいち 1959年東京生まれ。音楽・文化批評家・詩人。小学校から高校まで暁星学園に学ぶ。学習院大学文学部フランス文学科卒業。製薬会社に勤務しながら文学・美術・音楽についての文章を発表し、流通経済大学・国立音楽院等での勤務・講演を経て、2001年より早稲田大学文学部客員教授。2002 年助教授、現在、文学学術院教授。著書に、『いと、はじまりの』(思潮社1994)『ピアソラ』(河出書房新社1997)『ミニマル・ミュージックその展開と思考』(青土社1997)『武満徹 音・ことば・イメージ』(青土社1999)『サウンド・エシックスこれからの「音楽文化論」入門』(平凡社新書 2000)『バカラック、ルグラン、ジョビン愛すべき音楽家たちの贈り物』(平凡社2002)『武満徹その音楽地図』(PHP 新書 2005)『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房2006)『無伴奏 イザイ、バッハ、そしてフィドルの記憶へ』(アルテスパブリッシング2008)『しっぽがない』(青土社2020)、訳書に『ジョン・ケージ著作選』(ちくま学芸文庫2009)等がある。 |