『『鬼滅の刃』論 ~鬼舞辻無惨と十二鬼月のための哀悼碑 ~ 』の詳細情報

『鬼滅の刃』論
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タイトル 『鬼滅の刃』論
サブタイトル 鬼舞辻無惨と十二鬼月のための哀悼碑
著者 [著者区分]小菅 信子 [著・文・その他]
出版社 彩流社 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 176p Cコード 0095
発売予定日 2024-06-18 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784779129841 判型 46
内容紹介
滅殺される悪鬼たちのために、「哀悼碑」を捧げたい―
吾峠呼世晴氏による大人気の『鬼滅の刃』は、全23巻のコミックスシリーズの累計発行部数が1億5000万部を突破した(2021年2月)。続いてアニメ版の放映、劇場版(公開から半年あまりで累計来場者数2896万人以上)と続き、さらに劇場版が140カ国と地域以上でワールドツアーを開催した。コラボ商品はコンビニでも買えるものも含め多々あり、華々しい脚光を浴び続けている。
本書は、鬼殺隊のヒーロー・ヒロインではなく、悪鬼たちに注目する。悪鬼は人を食い、残虐な血鬼術を自由自在に使って鬼殺隊を殺そうとするが、最期は人に頚を斬り落とされるか太陽の光にあぶられて地獄に落ちる。しかし原作には、悪鬼たちが人であった頃の悲しみや鬼としての虚しさも描かれており、読者・視聴者はそんな鬼たちの人としての悲しい過去を思い憐れむ。そうした鬼滅ファンの「慈しさ」が鬼滅の世界を幾重にも豊穣なものにしている。
本書は、悪鬼たちを追うことでヒーロー・ヒロインたちの姿をより深く浮き彫りにし、これまで気づかなかった『鬼滅の刃』の魅力を再発見する。
目次
はじめに――たまらなく愛おしい鬼たちに注目
序「 日本一慈しい鬼退治。」
第1章 鬼舞辻無惨(一)
第2章 鼓と万年筆と――元下弦の陸・響凱
第3章 あやとりをする少年――下弦の伍・累
第4章 無限列車――下弦の壱・魘夢
第5章 上弦の参――猗窩座
第6章 遊郭の兄妹――上弦の陸・堕姫と妓夫太郎
第7章 美を愛する醜い芸術家――上弦の伍・玉壺
第8章 弱者しぐさ――上弦の肆・半天狗
第9章 鬼舞辻無惨(二) 
第10章 狛犬――上弦の参・猗窩座
第11章 永遠なるもの――上弦の弐・童磨
第12章 剣と笛――上弦の壱・黒死牟
第13章 鬼舞辻無惨(三)
終章  「 夜は明ける。想いは不滅。」
著者略歴(小菅 信子)
Nobuko Margaret Kosuge 1960年東京都生まれ。山梨学院大学法学部政治行政学科教授。専門は近現代史、国際関係論、平和研究。上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。
戦争と人道、戦後・植民地支配後の平和構築と和解を巡る問題に取り組み、英日に追悼碑や慰霊碑の建立を主宰・共催・委員として関わる。震災直後から福島へ通い、支援物資を届けたり人々の声に耳を傾ける。主著:『戦後和解』(第27 回石橋湛山賞受賞、中公新書、2005 年)、『日本赤十字社と皇室』(吉川弘文館、2021年『原典でよむ20世紀の平和思想』岩波書店、2015年)、『ポピーと桜』(岩波書店、2008 年)、『14 歳からの靖国問題」(筑摩書房、2010 年)、『放射能とナショナリズム』(2014 年、彩流社)ほか多数。「信濃毎日新聞」連載中。
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