『ジョージア中世の教会建築ガイド ~もう一つのキリスト教建築 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ジョージア中世の教会建築ガイド |
サブタイトル |
もう一つのキリスト教建築 |
著者 [著者区分] | ■ダヴィド・ホシュタリア [著・文・その他] ■篠野 志郎 [編集] ■守田 正志 [編集]
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出版社 |
彩流社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
112p
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Cコード |
0022 |
発売予定日 |
2024-08-26 |
ジャンル |
一般/単行本/外国歴史 |
ISBN |
9784779129872 |
判型 |
B5 |
内容紹介 |
今も遺る中世教会堂の建築形式の変容と変遷! 東トルコからカフカースへと至る地域。多様な民族が行き交い災禍に翻弄された地域。そこはまた西欧とは異なるキリスト教建築が各地に遺されており、栄華の残照として野辺に留まっている、或いは依然として篤い信仰を集めている地域である。本書は、こうした教会建築を4世紀の初期から遡り、多数の図版を用い類型化した形で、主要な遺構の解説を行っている。それらの遺構は、地場の技術をペルシャやビザンツ(ローマ)等の優位な文化に接続させ、変様させることで、独自の建築文化を作り上げた。ジョージア建築は、西欧文化への対抗する衝迫として屹立する「もう一つのキリスト教」である。知られざる教会遺蹟のガイドブック且つジョージア教会入門、そして同国側面史ともなる書物である。
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目次 |
目 次 序文(+ジョージア文字とラテン文字の対照表) 謝辞 ジョージアの現在の州構成地図と各時代の歴史地図 第1章:古代後期の教会建造物 東ジョージアにおける教会建築の始まり 5世紀から6世紀にかけて:東ジョージアにおけるバシリカ形式の発展 単廊型とその変異形 西ジョージアにおける初期のバシリカ形式 マングリシ教会堂と他の初期ドーム付設教会堂 ムツヘタのジュヴァリ(聖十字架)教会堂と関連建造物 ツロミ教会堂:王室の支援とドーム付設十字平面構成の発展 バナの聖堂と南カフカースにおける二重殻四葉形式 第2章:建築の変容と興隆 東ジョージアにおけるアラブ侵攻後の教会建築 グレゴリー・ハンズタとクラルジェティ地域の修道院建築 ダヴィド・クラパラテスとタオ地域での彼の壮大な計画 アブハジア地域の王達の建設活動 ジョージア統一王国の建設と大聖堂建設の時代 ドーム付設建築の発展 建設工程と施工技術 第3章:黄金期のジョージア建築とジョージア王朝の衰退 ダヴィド建設王の時代 タマル女王の時代:立面装飾の隆盛期 モンゴル侵攻後 中世後期 災禍後の影響 訳者あとがき 参考文献抄録 索引 用語解説 |
著者略歴(ダヴィド・ホシュタリア) |
(1960年~)建築史家。ゲオルゲ・チュビナシュヴィリ国立研究所中世史部門主任(2007~)。 研究分野:中世および近代建築、都市計画。 |
著者略歴(篠野 志郎) |
1949年、山口県生まれ。1974年、東京工業大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。東京工業大学名誉教授。工学博士。専門、都市史・建築史。 著書:『アルメニア巡礼 12の賑やかな迷宮』(篠野 志郎 著、彩流社、2019年)、『写真集 東アナトリアの歴史建築 Stone Arks in Oblivion』(篠野志郎、藤田康仁、守田正志、黒津高行 編、彩流社、2011年)、『写真集 アルメニア共和国の建築と風土 Out of the Frame』(篠野志郎 写真・文、彩流社、2007年)、共編著:『東アナトリア、シリアの歴史建築[英語版]』(東アナトリア研究会・篠野志郎・藤田康仁・守田正志 編、 彩流社、2015年)『カフカース 二つの文明が交差する境界』(木村祟・鈴木董・篠野志郎・早坂眞理 編、彩流社、2006年)、訳書:『ジョージアの歴史建築 カフカースのキリスト教建築美術』(ヴァフタング・ベリゼ 著、 藤田康仁 編、篠野志郎 訳、彩流社、2018年)などがある。* |
著者略歴(守田 正志) |
1977年、東京都生まれ。2008年、東京工業大学人間環境システム専攻博士後期課程修了。現在、東京工業大学人間環境システム専攻特別研究員。博士(工学)。専門は、トルコを中心としたイスラーム建築、都市史。 著書に『写真集 東アナトリアの歴史建築』(共著、2011年)がある。 |