『稲盛フィロソフィとは何か ~西田幾多郎と稲盛和夫の〈哲学〉 ~ 』の詳細情報

稲盛フィロソフィとは何か
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タイトル 稲盛フィロソフィとは何か
サブタイトル 西田幾多郎と稲盛和夫の〈哲学〉
著者 [著者区分]山内 廣隆 [著・文・その他]
出版社 ナカニシヤ出版 レーベル
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 246p Cコード 0034
発売予定日 2024-09-18 ジャンル 一般/単行本/経営
ISBN 9784779518102 判型 46
内容紹介
稲盛和夫はなぜ哲学者の怠慢を批判したのか? 

「心を磨くこと」を「哲学」と捉えたその思想を、西田幾多郎が代表する日本哲学の中に位置付ける。正統の哲学者が「稲盛哲学」を読み解く大胆な挑戦の書。

 


●著者紹介
山内廣隆(やまうち・ひろたか)
1949年 鹿児島市に生まれる。
1975年  鹿児島大学法文学部卒。
1982年 広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
現在 安田女子大学教授。広島大学名誉教授。博士(文学)。専攻/西洋近世哲学。
著書 『愈つまらぬ様なり――西田幾多郎から田邊元へ』(ナカニシヤ出版,2023年),『田邊元の政治哲学――戦中・戦後の思索を辿る』(昭和堂,2021年),『過剰な理想――国民を戦争に駆り立てるもの』(晃洋書房,2019年),『昭和天皇をポツダム宣言受諾に導いた哲学者――西晋一郎,昭和十八年の御進講とその周辺』(ナカニシヤ出版,2017年),『ヘーゲルから考える私たちの居場所』(晃洋書房,2014年),『ヘーゲル哲学体系への胎動――フィヒテからヘーゲルへ』(ナカニシヤ出版,2003年),『環境の倫理学』(丸善,2003年),他。
目次
凡 例
まえがき

Ⅰ 西田幾多郎と稲盛和夫

 1 西田幾多郎と稲盛和夫の交差

 2 西田幾多郎
    ――青春の蹉跌
  1 帝国大学選科生・西田幾多郎
  2 明治の革命戦士・西田幾多郎
  3 屈従から明日へ

Ⅱ 日本哲学の特質

 3 中島力造のトーマス・ヒル・グリーン
  1 グリーンの人間観
  2 グリーンにおける道徳的価値判断の射程
  3 グリーンの「自由」観と理想主義
  4 グリーンにおける「自利」と「利他」
  5 グリーンの政治哲学
    ――国家において人格は実現される
  6 グリーンの国家観

 4 西田幾多郎のトーマス・ヒル・グリーン
  1 西田幾多郎とグリーン
  2 西田幾多郎とグリーンの共同善
 
 5 西田幾多郎『善の研究』における「実践」について
  1 意志と行為
  2 西田の哲学は唯心論的であるか
 
 6 西田幾多郎『善の研究』における意志の「自由」と行為
  1 行為と意志  66
  2 「意志の自由」  68
    ――「結合の強度が強迫的なる場合」
  3 「意志の自由」  73
    ――「結合の強度が強迫的ならざる場合」

Ⅲ 哲学とは何か

 7 そもそも哲学とはいかなるものか
   ――哲学者ソクラテスの意義
  1 哲学者ソクラテスの誕生
  2 ヘーゲルのソフィスト  
  3 ヘーゲルのソクラテス
  4 ソクラテスの運命

Ⅳ 稲盛フィロソフィとは何か

 8 稲盛フィロソフィと政治哲学
  1 ソクラテスと政治哲学
  2 稲盛和夫と政治哲学

 9 稲盛の人生哲学の基底にあるもの
  1 努力はかならず報われる
  2 神と人間
  3 「自由」について
  4 稲盛の自由観とその周辺
  5 降って湧いた衝撃
    ――ビッグモーターの場合

 10 稲盛フィロソフィの根本
   ――利他の心(1)
  1 利他の心
    ――グリーンの場合
  2 利他の心
    ――西田幾多郎の場合

 11 稲盛フィロソフィの根本
   ――利他の心(2)
  1 利他の心
    ――稲盛和夫の場合 
  2 「利他の心」の四つの事例

 12 稲盛の「利他の心」についての考察
  1 地獄を生きる
  2 「上り道」と「下り道」
  3 「利他の心」の生物学的見方と稲盛フィロソフィ

 おわりに
  ――理想(西郷)と現実(大久保)の総合としての稲盛フィロソフィ

〈引用・参考文献一覧〉
あとがき――稲盛和夫とその風土
事項索引
人名索引
著者略歴(山内 廣隆)
1949年 鹿児島市に生まれる。
1975年 鹿児島大学法文学部卒。
1982年 広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
現在 安田女子大学教授。広島大学名誉教授。博士(文学)。専攻/西洋近世哲学。
著書 『愈つまらぬ様なり――西田幾多郎から田邊元へ』(ナカニシヤ出版,2023年),『田邊元の政治哲学――戦中・戦後の思索を辿る』(昭和堂,2021年),『過剰な理想――国民を戦争に駆り立てるもの』(晃洋書房,2019年),『昭和天皇をポツダム宣言受諾に導いた哲学者――西晋一郎,昭和十八年の御進講とその周辺』(ナカニシヤ出版,2017年),『ヘーゲルから考える私たちの居場所』(晃洋書房,2014年),『ヘーゲル哲学体系への胎動――フィヒテからヘーゲルへ』(ナカニシヤ出版,2003年),『環境の倫理学』(丸善,2003年),他。
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