『ナノインプリント ~-次世代微細加工技術の最前線- ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ナノインプリント |
サブタイトル |
-次世代微細加工技術の最前線- |
著者 [著者区分] | 平井義彦 [監修]
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出版社 |
シーエムシー出版 |
レーベル |
エレクトロニクス |
本体価格 (予定) |
61000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
216p
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Cコード |
3054 |
発売予定日 |
2024-07-18 |
ジャンル |
専門/単行本/電気 |
ISBN |
9784781318103 |
判型 |
B5 |
内容紹介 |
脱炭素・省エネの観点から注目される,低コストかつシンプルなプロセスで微細加工が可能なナノインプリントについて,離型処理,モールド材料・設計,欠陥対策,プロセス最適化,受託動向などの要素技術を収載した。
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目次 |
【第Ⅰ編 ナノインプリント概論】 第1章 ナノインプリントの基礎 1 熱ナノインプリント・ダイレクトナノインプリント技術 1.1 はじめに 1.2 熱ナノインプリントと高分子樹脂の力学的性質 1.3 高分子樹脂の変形メカニズム 1.3.1 シミュレーション解析 1.3.2 アスペクト比依存性 1.4 欠陥の抑制とプロセスシーケンス 1.4.1 高アスペクト比構造の成形 1.4.2 マイクロレンズ構造の成形 1.5 成形速度の依存性 1.6 ダイレクトナノインプリント 1.6.1 ガラスへのダイレクトナノインプリント 1.6.2 Auへのダイレクトナノインプリント 1.6.3 有機半導体へのダイレクトナノインプリント 1.7 まとめ 2 光ナノインプリント 3 離型プロセス 3.1 はじめに 3.2 ナノインプリントにおける離型処理方法 3.3 離型処理の評価方法 3.3.1 剥離エネルギーの測定方法 3.3.2 耐久試験方法 3.4 おわりに
第2章 ナノインプリントの進展と今後の展望・課題 1 はじめに 2 ナノインプリント技術の進化 3 今後の展望 4 おわりに
第3章 受託ナノインプリントの動向 1 はじめに 2 当社のナノインプリントビジネス 3 分野別受託ナノインプリント加工例 3.1 光学分野 3.2 ライフサイエンス 3.3 光半導体 3.4 センサー 4 ナノインプリントの要素技術と周辺技術の受注状況 5 今後のナノインプリント受託加工の取り組み
【第Ⅱ編 モールド・テンプレート設計技術】 第1章 陽極酸化によるナノインプリント用モールドの作製と無反射レンズ形成への応用 1 はじめに 2 アルミニウムの陽極酸化によるモールドの作製 3 ナノインプリントによるモスアイ構造を有するレンズの作製 4 薄膜形成プロセスを利用したレンズ形状を有する陽極酸化ポーラスアルミナモールドの形成とナノインプリント 5 射出成型によるモスアイ構造を有するレンズの作製 6 最後に
第2章 ガス透過性多孔質モールドの研究進捗 1 はじめに 2 ガス透過性多孔質モールド 2.1 ガス透過性多孔質モールドの優位性 2.2 ガス透過性多孔質モールドを用いたナノインプリントプロセス 3 有機系ガス透過性多孔質モールド 3.1 金属・スーパーエンジニアリングプラスチックへの表面微細加工 4 無機系ガス透過性多孔質モールド 4.1 熱硬化型TiO2-SiO2ガス透過性多孔質モールド 4.2 光硬化型TiO2-SiO2ガス透過性多孔質モールド 4.3 TiO2-SiO2ガス透過性多孔質モールドの応用展開 4.3.1 超微細マイクロニードルの開発 4.3.2 ナノ突起抗菌プラスチックの開発 5 まとめ
第3章 光硬化性樹脂のナノインプリントへの応用 1 はじめに 2 電子部品用の永久膜への応用 3 光部品用の永久膜への応用 4 リソグラフィ用多層膜エッチングマスク 5 凝縮性ガスを導入する光ナノインプリントリソグラフィと光硬化性樹脂 6 おわりに
第4章 光学向けインプリント用材料 1 はじめに 2 光学分野へのUVナノインプリント活用 2.1 UVナノインプリント樹脂の応用分野 2.2 UVナノインプリント樹脂の要求特性 3 高屈折率ナノインプリント樹脂の開発技術 3.1 UV硬化樹脂の高屈折率化 3.1.1 屈折率を調整する元素 3.1.2 特殊な分子構造のモノマー,オリゴマー 3.1.3 ナノフィラー 3.2 ナノインプリントプロセスへの適合 3.2.1 塗布 3.2.2 流動性 3.2.3 UV硬化 3.2.4 離型性 3.3 高屈折率ナノインプリント樹脂の例 3.3.1 溶媒系高屈折率ナノインプリント樹脂の取り扱い方法と特徴 3.3.2 無溶媒系高屈折率ナノインプリント樹脂の取り扱い方法と特徴 3.4 高屈折率とナノインプリント性を両立する上での課題 4 まとめ
第5章 三次元構造 1 はじめに 2 電子ビーム露光による三次元モールド作製技術 3 三次元状ロールモールドの作製方法 4 おわりに
【第Ⅲ編 プロセス最適化・シミュレーション】 第1章 シリカナノ粒子の吸着を利用したナノインプリント表面充填構造の形成 1 はじめに 2 ナノ微粒子の吸着によるナノインプリント表面の充填 3 シリカナノ粒子によるコーティング技術(ナノストラータⓇ) 4 シリカナノ粒子によるナノインプリント表面充填構造の形成 4.1 実験 4.2 断面観察試料の作製 4.3 結果 5 光学素子への応用 6 まとめ
第2章 UV-NILを用いたシリコンフォトニクスプロセスの開発 1 はじめに 2 各種リソグラフィ技術の比較と集積フォトニクスにおける要求性能 3 シリコンフォトニクスプロセスへのUV-NILの導入 3.1 標準的なシリコンフォトニクスプロセスの概要 3.2 UV-NILを用いたシリコンフォトニクスプロセスに適する光硬化性樹脂 3.3 UV-NILを用いたシリコンフォトニクスプロセス 4 おわりに
第3章 熱ナノインプリントによるポリ乳酸フィルム表面のナノ周期パターン形成 1 はじめに 1.1 生分解性ポリマーとしてのポリ乳酸の特徴と応用 1.2 PLAフィルム表面の微細加工による応用展開 1.3 自己組織化パターンのナノインプリントモールドへの展開 2 研究方法 2.1 本研究のPLAフィルム 2.2 原子ステップサファイアモールドの自己組織化 2.3 熱ナノインプリントおよび評価プロセス 3 PLAフィルム表面の原子ステップ超平坦化 3.1 原子ステップ形状転写の温度依存性 3.2 熱ナノインプリントに伴うPLAフィルムの構造変化 3.3 原子ステップ形状転写の圧力依存性 3.4 PLA表面における原子スケールパターン形成 4 まとめ
第4章 レジンのUV収縮と熱変形による転写誤差の数値シミュレーション 1 二重の転写誤差が発生するメカニズム 2 レジンの材料特性の測定 2.1 レジンの温度時刻歴の測定 2.2 レジンの熱粘弾性特性時刻歴の測定 2.3 レジンのUV収縮時刻歴の測定 3 レジン材料特性の数値モデリング 3.1 アレニウス係数の同定 3.2 仮想温度時刻歴の設定 3.3 仮想線膨張率の設定 3.4 熱粘弾性材料定数の同定 4 転写誤差シミュレーションの妥当性確認
第5章 ディープラーニングを利用したナノインプリントプロセス・材料の設計 1 はじめに 2 グリセリン添加ポリビニルアルコール(PVA)の低温ダイレクト・ナノインプリント 3 ディープラーニングによるナノインプリント結果の予測 3.1 グリセリン添加によるPVAの成形性 3.2 ディープラーニングによる学習とその結果の検証 4 シミュレーション予測とのハイブリッド化による予測範囲の拡張 4.1 シミュレーションによる学習範囲の拡張 4.2 予測結果の検証とプロセス・材料設計 5 おわりに
【第Ⅳ編 装置・適用事例】 第1章 ナノインプリントリソグラフィ装置の進展と応用 1 はじめに 2 ナノインプリントリソグラフィ装置の利点 3 装置のインプリント手法(J-FIL) 4 装置性能 4.1 スループット 4.1.1 レジストドロップの小滴化 4.1.2 雰囲気気体の充填 4.1.3 クラスタシステム 4.2 オーバーレイ 4.2.1 ダイバイダイアライメント方式 4.2.2 高次補正システム 5 ユーザビリティ 5.1 Lithography Plus 5.1.1 ドロップレシピジェネレータ 5.1.2 ナノインプリントプロセスシミュレータ 5.1.3 Virtual Metrology 6 ナノインプリントリソグラフィ装置の今後
第2章 半導体デバイス製造用ナノインプリントリソグラフィのクリーン化技術 1 ナノインプリントリソグラフィの課題 2 NILプロセスで発生する欠陥 3 NIL装置のクリーン化技術 3.1 ケミカルコンタミネーション対策 3.1.1 NIL装置内の空間ゾーニング 3.1.2 NIL装置の構成部品の選定 3.1.3 NIL装置の構成部品の洗浄 3.2 パーティクルコンタミネーション対策 3.2.1 パーティクル低減対策:「出さない」対策 3.2.2 パーティクル低減対策:「付けない」対策 3.2.3 パーティクル低減対策:「持ち込まない」対策 3.2.4 パーティクルデータベースの整備と活用 4 終わりに
第3章 ナノインプリントリソグラフィと反応性イオンエッチングを用いたデュアルダマシン構造形成 1 はじめに 2 NIL用いたデュアルダマシン構造形成の課題 3 NILプロセス 3.1 NILプロセス開発の重要点 3.2 NILプロセス結果 4 RIEプロセス 4.1 RIEプロセス開発の課題 4.2 加工マスク消費の抑制 4.3 加工形状の制御について 4.4 RIEプロセス結果 5 まとめ
第4章 ナノインプリント・リソグラフィを用いたメタレンズ製造 1 イントロダクション 1.1 メタレンズ市場とアプリケーション 1.2 目的 2 NILプロセス チェーン:シングルマスターからHVMまで 2.1 マスタリング 2.2 ステップ&リピート(S&R)マスタリング 2.3 NIL複製 3 プロセス結果 3.1 マスターから最終インプリントまでのパターン忠実度 3.2 連続インプリントの再現性 3.3 設計からS&Rマスターを通じインプリントウェーハを作成した比較画像 4 これらのプロセス機能を利用するために 5 まとめと結論
第5章 実用ナノインプリント技術(ロールtoロール装置,UV-NILを中心に) 1 はじめに 2 RTR-NILの装置構成 3 RTR UV-NILの転写特性 4 金属ナノパターン転写技術 5 プラスチック上の金属細線のRTR UV-NILでの転写結果 6 おわりに
第6章 バイオミメティクスを用いた防汚機能を有する胆管ステントの開発 1 はじめに 2 バイオミメティクス技術 3 防汚機能を有する胆管ステント 4 カタツムリの殻構造を模したナノ構造を有するモールドの作成 5 ステント用防汚シートの製作 6 胆管ステントの製作と通液テスト 7 動物実験 7.1 動物実験の概要 7.2 動物実験方法 7.3 動物実験の評価結果(防汚率の評価) 8 まとめ
第7章 モスアイ型反射防止フィルム 1 蛾の眼とバイオミメティクス 2 モスアイ構造が反射を抑える理由 3 モスアイ構造の大きさとナノインプリント 4 自己組織化現象を適用した超大型モスアイ金型 5 光インプリントによるモスアイフィルムの作製 6 モスアイフィルムの反射防止性能 7 モスアイフィルムの可能性
第8章 ナノインプリント製局在表面プラズモン共鳴型バイオセンサの開発 1 はじめに 2 「プラズモン共鳴」のバイオセンサへの応用 2.1 表面プラズモン共鳴 2.2 局在表面プラズモン共鳴(Localized Surface Plasmon Resonance:LSPR) 2.3 「プラズモン共鳴」を用いたバイオセンサ応用の利点 2.4 「プラズモン共鳴」を用いたバイオセンサ応用の課題 3 ナノインプリント製局在表面プラズモン共鳴型バイオセンサの開発 3.1 ナノインプリント製局在表面プラズモン共鳴型バイオセンサの作製 3.2 金ナノコーンアレイの作製 3.3 金ナノコーンアレイの光学特性 3.4 金ナノコーンアレイを用いたDNAセンシング 4 おわりに
第9章 UVナノインプリント技術を利用したLA-ICP-MS単一細胞元素分析用試料導入デバイスの開発 1 はじめに 2 方法 2.1 UVナノインプリント技術による細胞捕捉プレートの製造 2.2 細胞試料の調製 2.3 レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析システム 3 結果と考察 3.1 UVナノインプリント技術で製造した細胞捕捉プレートの特性評価 3.2 作製した細胞捕捉プレートへの細胞の整列導入と細胞外マトリックスの洗浄 3.3 細胞捕捉プレートを用いたLA-ICP-MSによる単一細胞元素分析 4 LA-ICP-MS単一細胞元素分析におけるUVナノインプリント技術利用の課題と展望 5 まとめ |