『静涵』の詳細情報

静涵
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タイトル 静涵
サブタイトル
著者 [著者区分]董 振華 [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ 句集
ページ数 Cコード 0092
発売予定日 2024-06-24 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784781416632 判型 46
内容紹介
◆日中対訳最新句集

黄河秋声その漣のその延々

中国の豪胆と
日本の繊細、
董振華氏の俳句は
その幸福な結婚である。

長谷川櫂

●長谷川櫂抄出十二句
鷺一羽その全景の晩夏なり
黄河秋声その漣のその延々
十二星座いささか匂う柚子の花
夏の鹿白雲一朶ほどのピュア
満山の霧氷の白を一会とす 
荘子佇みひととき花のふぶきけり
世の鬩ぎかまわず春の往かんとす
憂国われら杜甫に似て杜甫とならず
一月の夫婦の守る山廬かな
秋天や黄河一面に横たわる
空をゆく天馬のように秋思かな
無と思うほどの水色初明かり
目次
著者略歴(董 振華)
1972年生まれ、中国北京出身。
北京第二外国語大学日本語学科卒業後、中日友好協会に就職。同協会理事、中国漢俳学会副秘書長等を歴任。早稲田大学国際関係学修士、東京農業大学農業経済学博士。
1996年慶應義塾大学留学中、金子兜太について俳句を学び始める。

句集に『揺籃』『年軽的足跡』『出雲驛站』『聊楽』等。訳書に『金子兜太俳句選譯』『黒田杏子俳句選譯』『特魯克島的夏天』『中国的地震予報』(合訳)等。
編著書に『語りたい兜太 伝えたい兜太─ 13人の証言』、『兜太を語る─ 海程15人と共
に』等。

現在、「聊楽句会」代表、「海原」同人。現代俳句協会評議員、日本中国文化交流協会会員。
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