『風の楯』の詳細情報

風の楯
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タイトル 風の楯
サブタイトル
著者 [著者区分]山下由理子 [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ 句集
ページ数 Cコード 0092
発売予定日 2024-07-26 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784781416731 判型 46
内容紹介
◆第二句集

枯蓮の水を支へに立ち尽す
ひぐらしの声の汀を歩みゆく
春風や便箋を買ひ花を買ひ
第一句集から16年、その間の作品は素材が広がり、さまざまな叙法が試みられている。多彩な季語の使用にも工夫があり、読み終わった後のすがすがしさが山下さんの俳句の魅
力である。
片山由美子


◆自選十二句
踝のふたつに夏の来たりけり
満天の星に乾かす登山靴
合流を拒む本流男梅雨
足跡のふかぶか残り落し水
露けしや金色堂の覆堂
始まりの波を大きく紙を漉く
おほかたの杭の傾き雪解どき
来し方のとざされてゆく花吹雪
青空の奥処を得たる木守柿
小粒なる秩父の柚子の柚子湯かな
旅鞄にまで飛び来て波の花
かざす手のほかは暮れゐて夕焚火
目次
著者略歴(山下由理子)
1958年 福島県生まれ
1995年 「狩」入会
1999年 毎日俳壇賞
2001年 第23回狩座賞
2002年 「狩」同人 俳人協会会員
2007年 第一句集『野の花』上梓
2008年 第30回「狩」弓賞
2019年 「狩」終刊により「香雨」入会
現 在 「香雨」同人 俳人協会幹事 俳人協会埼玉県支部世話人
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