『まぼろしの雨』の詳細情報

まぼろしの雨
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル まぼろしの雨
サブタイトル
著者 [著者区分]飯田晴 [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ 句集
ページ数 180p Cコード 0092
発売予定日 2024-09-11 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784781416762 判型 46
内容紹介
◆第四句集

古セーターまぼろしの雨棲みゐたり

不意にひらかれる扉は、私のあずかり知らぬ思いを届けてくれる瞬間でもある。思わざるところから立ち現れるいまとは別の時間や記憶、それらは私の水底世界のような処につながる回路を知っているらしい。それらが醸す面白さ、不可思議さを享受しての一集となった。 (あとがき)

●鳥の十句
着ぶくれて鴉の森に隠るるか
白鳥は水に囲まれつつ来り
麦秋や死の数に鳥ふくまれず
鳴く空に鳥のゐて汗流れけり
あかるさの花鶏が奈良に散らばれり
銀漢のかたむきて鳥こぼしけり
身をひねる天日の鷹捉へむと
口笛の稽古つばめを待つてをり
棒立ちの男の見やる雉子かな
こゑといふ糸引けば小綬鶏がほら
目次
著者略歴(飯田晴)
1954(昭和29年) 千葉県生れ
1988(昭和63年) 「雲雀」入会 俳句をはじめる
1997(平成9 年) 「魚座」創刊に参加 今井杏太郎に師事
2006(平成18年) 「魚座」終刊
2007(平成19年) 鳥居三朗主宰の「雲」創刊に参加
2016(平成28年) 「雲」主宰を継承
句集に『水の手』『たんぽぽ生活』『ゆめの変り目』

俳人協会評議員
千葉県俳句作家協会理事
「墨BOKU」同人
他の書籍を検索する