『火のにほひ』の詳細情報

火のにほひ
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タイトル 火のにほひ
サブタイトル
著者 [著者区分]福神規子 [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ 句集
ページ数 178p Cコード 0092
発売予定日 2024-09-30 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784781416830 判型 46
内容紹介
◆第四句集

雪降るや家ぬち深く火のにほひ

コロナ禍を体験し、多くの人を喪う経験をした今、
ことさら人生の深奥に潜む未知なるものを静かに見つめ、
俳句という詩に紡いでゆきたいと思う。
(著者)

◆自選十二句
犬筥のいつも横向き雛の段
秋口のすこし無口でゐたいとき
蝶去りてまた先程の続きかな
秋冷やひとは横顔より老いて
活け締めの魚のきゆと哭く暮の秋
昼顔に木漏日はいつも退屈
月涼し船漕ぐやうにチェロを弾き
起し絵の虫籠窓よりほの灯り
蓮の実の飛んでムンクの叫びかな
数へ唄稚児とうたへば雪が降る
海暮れて茅花流しの野が残る
侘助や男にはなき身八つ口
目次
著者略歴(福神規子)
昭和26年10月4日東京生
昭和45年 「ホトトギス」に投句
昭和48年 清崎敏郎先生指導の夜長会入会
昭和60年 「ホトトギス」同人
昭和63年 「ホトトギス」を経て「惜春」「若葉」に投句
平成9年 「若葉」同人
平成24年 「若葉」結社賞受賞
平成27年 「惜春」終刊後「雛」創刊共同代表就任
令和元年 高田風人子逝去後「雛」主宰就任
令和3年 「若葉」編集責任者
令和4年 「若葉」終刊
現在 公益社団法人俳人協会評議員、日本文藝家協会会員

句集 『雛の箱』『薔の午後』『人は旅人』『自註・福神規子集』
共著 『鑑賞 女性俳句の世界』『脚註・清崎敏郎集』など
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