『正岡子規の百首』の詳細情報

正岡子規の百首
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タイトル 正岡子規の百首
サブタイトル
著者 [著者区分]坪内稔典 [著・文・その他]
出版社 ふらんす堂 レーベル
本体価格
(予定)
1700円 シリーズ 百首シリーズ
ページ数 216p Cコード 0095
発売予定日 2025-11-27 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784781417929 判型 46変形
内容紹介
◆百首シリーズに正岡子規が登場!

過去を引きずらず、今を生きる

◆作品紹介

世の人は四国猿とぞ笑ふなる四国の猿の子猿ぞわれは
(『竹乃里歌』)

「四国猿」は「四国の人をあざけっていう語」と『日本国語大辞典』(小学館)にある。用例として江戸時代の洒落本や子規のこの歌が挙がっているが、人まねばかりをするから、あるいは、行商用の竹製の笊を上方で売ったから、というのがその語源らしい。ともあれ、子規は、「四国の猿の子猿」であることを楽しんでいる。肺結核を意味する不吉な子規(ほととぎす)を雅号にしたように、彼は自分にとって負(マイナス)の要素ともいうべきものを、むしろ逆に愛したというか、自分の誇りにした。四国猿もその一つだった。
目次
著者略歴(坪内稔典)
昭和19年4月、佐田岬半島(現在の愛媛県伊方町)に生まれる。
短歌同人誌「鱧と水仙」同人、佐佐木幸綱の「心の花」会員。歌集『豆ごはんまで』『雲の寄る日』。
句集に『朝の岸』『落花落日』『水のかたまり』『リスボンの窓』など多数。
評論・エッセー集に『正岡子規 創造の共同性』『正岡子規 言葉と生きる』『俳人漱石』『ヒマ道楽』『モーロク日和』など。
京都教育大学名誉教授、佛教大学名誉教授。
俳句グループ「窓の会」常連。
大阪府箕面市に住む。
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