『女性とマンガ ~日本・アジア・欧米の自由と規制を切り開く ~ 』の詳細情報
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タイトル |
女性とマンガ |
サブタイトル |
日本・アジア・欧米の自由と規制を切り開く |
著者 [著者区分] | 長池 一美 [著・文・その他]
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出版社 |
青弓社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
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Cコード |
0036 |
発売予定日 |
2025-01-15 |
ジャンル |
一般/単行本/社会 |
ISBN |
9784787235503 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
2000年代以降、日本のマンガ作品は海外でMANGAという言葉を生み出すほど大きな影響力をもち、各国・各地域で受容されて、独自の文化として読者に親しまれている。
一方で、日本の特に少女マンガは女性をエンパワーメントしながら性や暴力への問題提起を表現に織り込んできたため、規制の不十分さが批判されもしてきた。マンガは、自由に主体性を表現するグローバルな文化として、このまま定着し発展していけるのだろうか。
本書では、萩尾望都への25,000字超のインタビューを筆頭に、自由と規制という切り口を軸にして、SNSのエッセイマンガ、有害図書論争、成人向けマンガなどを検証する。また、香港・マレーシア・シンガポール・フィリピンなどのマンガ家との対話を積み重ね、BLマンガや規制の実態も浮き彫りにする。さらに、アメリカの図書館員やアーティストの貴重な聞き書きも収める。
グローバルな展開をみせるマンガと女性をめぐる主体的な表現の可能性や葛藤を、表現者へのインタビューと研究者の論考から立体的に描き出す。
【目次】
はじめに――なぜ女性か、そしてマンガなのか 大城房美
第1部 女性とマンガ
第1章 インタビュー:少女マンガと自由――破壊と挑戦の半世紀 萩尾望都 聞き手:大城房美/米村典子
第2章 少女マンガの不自由への挑戦――参加者は誰だったのか、そして誰なのか 大城房美
第3章 SNSにおけるエッセイマンガ――女性の主体性表現の場とメディア的条件 竹内美帆
コラム 少女はどんな服を着るか 米村典子
第2部 異文化をつなぐマンガ
第4章 Kaoruへのインタビュー Kaoru(マレーシア:コミックスアーティスト) 聞き手:大城房美/チェン・ジュウ/長池一美/杉本バウエンス・ジェシカ[中川裕二訳]
第5章 テレサ・ワイチュン・リーとの対話――Miss 13 Dots (『13点』)の創造者 テレサ・ワイチュン・リー(香港:コミックスアーティスト) 聞き手:コニー・ラム[大城房美/中川裕二訳]
コラム 香港のマンガ ステラ・ソウ
第6章 フィリピンの商業BLマンガを読み解く――日本のBLマンガとの比較分析を中心に 長池一美/カミル・ジョイス・トゥアソン
第7章 シンガポールのコミックス規制――チェンジュ・リムへのインタビューからみえてきたこと 杉本バウエンス・ジェシカ
コラム 『Martin’s Purrspective』からみるフィリピンのジェンダー問題 カール・チェンチュア・イアンウイ
第3部 規制とマンガ
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目次 |
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著者略歴(長池 一美) |
大分大学国際教育推進センター教授。専攻は大衆文化研究、ジェンダー・セクシュアリティー研究。著書にFantasies of Cross-dressing(Brill)、共編著にBoys Love Manga and Beyond(University Press of Mississippi)、共著に『BLが開く扉』(青土社)、『女性マンガ研究』(青弓社)など。 |