『画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 近代―現代』の詳細情報

画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 近代―現代
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タイトル 画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 近代―現代
サブタイトル
著者 [著者区分]■ジョン・バージャー [著・文・その他]
■トム・オヴァートン [編集]
■藤村 奈緒美 [翻訳]
出版社 草思社 レーベル
本体価格
(予定)
3700円 シリーズ
ページ数 400p Cコード 0071
発売予定日 2024-12-02 ジャンル 一般/単行本/絵画・彫刻
ISBN 9784794227485 判型 46
内容紹介
描かれたものから目を背けなかったバージャーだからこそ
辿り着いた、美術批評の極北がここにある。

◇若林恵、保坂健二朗 推奨!◇

英国最高峰の批評家が、満を持して美術史に挑む野心作。
50年以上にわたる著作から編集されたテクストで、数千年にわたる美術の歴史を紡ぎ出し、
バージャーの美術批評の全体像を余すことなく伝える決定版。

【収録作品】
クロード・モネ
フィンセント・ファン・ゴッホ
パブロ・ピカソ
ヘンリー・ムーア
フランシス・ベーコン
ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー
ジャン=ミシェル・バスキア
ランダ・ムダー(パレスチナの現代アーティスト)
ほか

「思索とエネルギーに満ちた、刺激的な一冊……バージャーの言葉と図像は、年齢と習慣に支えられた穏やかな語り口で、世界の荒廃とありふれた暮らしをひるむことなく生き生きと描き出す」
――コリン・マッケイブ、『ニュー・ステーツマン』紙

「バージャーの文章を読んでいると、もっと知りたいという気持ちが沸き起こってくる……好奇心を搔き立てる、力にあふれた知性と才能の持ち主」
――『ニューヨーク・タイムズ』紙

「このきわめて優れた新刊で、ジョン・バージャーは、肖像画がわれわれの目をとおして語りかける物語によって歴史を再発見し再構築するプロセスに乗り出した。優れた語り手であるバージャーの指摘は実に鋭く、興味を搔き立てずにはおかない。われわれの時代の最も偉大な文筆家のひとりだ」
目次
二六.エドガー・ドガ(一八三四~一九一七年)  
二七.フェルディナン・シュヴァル(郵便配達夫シュヴァル)(一八三六~一九二四年) 
二八.ポール・セザンヌ(一八三九~一九〇六年) 
二九.クロード・モネ(一八四〇~一九二六年)  
三〇.フィンセント・ファン・ゴッホ(一八五三~九〇年)  
三一.ケーテ・コルヴィッツ(一八六七~一九四五年) 
三二.アンリ・マティス(一八六九~一九五四年) 
三三.パブロ・ピカソ(一八八一~一九七三年) 
三四.フェルナン・レジェ(一八八一~一九五五年) 
三五.オシップ・ザッキン(一八九〇~一九六七年)  
三六.ヘンリー・ムーア(一八九八~一九八六年) 
三七.ピーター・ラースロー・ペリ(一八九九~一九六七年)  
三八.アルベルト・ジャコメッティ(一九〇一~六六年) 
三九.マーク・ロスコ(一九〇三~七〇年) 
四〇.ロバート・メドレー(一九〇五~九四年) 
四一.フリーダ・カーロ(一九〇七~五四年) 
四二.フランシス・ベーコン(一九〇九~九二年) 
四三.レナート・グットゥーゾ(一九一一~八七年) 
四四.ジャクソン・ポロック(一九一二~五六年) 
四五.ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー(一九〇八~八四年) 
四六.アビディン・ディーノ(一九一三~九三年) 
四七.ニコラ・ド・スタール(一九一四~五五年) 
四八.プルネラ・クラフ(一九一九~九九年) 
四九.スヴェン・ブロンバーグ(一九二〇~二〇〇三年) 
五〇.フリソ・テン・ホルト(一九二一~九七年) 
五一.ピーター・デ・フランシア(一九二一~二〇一二年) 
五二.フランシス・ニュートン・ソウザ(一九二四~二〇〇二年) 
五三.イヴォンヌ・バーロウ(一九二四~二〇一七年) 
五四.エルンスト・ネイズヴェスヌイ(一九二五~二〇一六年) 
五五.レオン・コゾフ(一九二六~二〇一九年) 
五六.アンソニー・フライ(一九二七~二〇一六年) 
五七.サイ・トゥオンブリー(一九二八~二〇一一年) 
五八.フランク・アウアーバッハ(一九三一年~)  
五九.ヴィヤ・セルミンス(一九三八年~) 
六〇.マイケル・クワン(一九四一年~) 
六一.マギ・ハンブリング(一九四五年~) 
六二.リアーネ・ビルンベルク(一九四八年~)  
六三.ピーター・ケナード(一九四九年~) 
六四.アンドレス・セラーノ(一九五〇年~) 
六五.フアン・ムニョス(一九五三~二〇〇一年) 
六六.ロスティア・クノフスキー(一九五四年~) 
六七.ジャウメ・プレンサ(一九五五年~) 
六八.クリスティーナ・イグレシアス(一九五六年~) 
六九.マルティン・ノエル(一九五六~二〇〇八年) 
七〇.ジャン=ミシェル・バスキア(一九六〇~八八年)  
七一.マリサ・カミーノ(一九六二年~)  
七二.クリストフ・ヘンスリ(一九六三年~) 
七三.マイケル・ブロートン(一九七七年~) 
七四.ランダ・ムダー(一九八三年~) 
著者略歴(ジョン・バージャー)
ジョン・バージャー(John Berger)
1926年、ロンドン生まれ。美術批評家、脚本家、小説家、ドキュメンタリー作家。『見るということ』『イメージ―視覚とメディア』(いずれもちくま学芸文庫)、『批評の「風景」』で美術批評家として知られるほか、フィクション作品もあり、『G.』(新潮社)でブッカー賞を受賞。2017年没。
著者略歴(トム・オヴァートン)
トム・オヴァートン( Tom Overton)
アーカイブキュレーター。大英図書館にてジョン・バージャーのアーカイブ目録の作成を担当。ホワイトチャペル・ギャラリー、サマセット・ハウス等での展覧会のキュレーション経験があるほか、『ガーディアン』、『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』などに寄稿している。
著者略歴(藤村 奈緒美)
藤村 奈緒美(ふじむら・なおみ)
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる。主な訳書に、『人生を走る――ウルトラトレイル女王の哲学』(草思社)、『春はまた巡る――デイヴィッド・ホックニー芸術と人生とこれからを語る』(青幻舎)、『西洋音楽史大図鑑』(ヤマハ)、『グレート・ノベルズ――世界を変えた小説』(エクスナレッジ)などがある。
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