『生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン』の詳細情報

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タイトル 生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン
サブタイトル
著者 [著者区分]■リチャード・ローズ [著・文・その他]
■的場 知之 [翻訳]
出版社 草思社 レーベル
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 400p Cコード 0045
発売予定日 2025-06-09 ジャンル 一般/単行本/生物学
ISBN 9784794227805 判型 46
内容紹介
ドーキンスに比肩する生物学界の最重要人物の全貌に、
ピュリッツァー賞作家が迫る!

アリの複雑な生態の解明に多大な貢献をし、
「社会生物学」で自然科学と人文学に一大論争を巻き起こし、
「バイオフィリア」で生物保護の重要性を訴えたエドワード・O・ウィルソン。
巨大な功績ゆえに広く理解されているとはいいがたいその全容を丹念に紹介し、
ウィルソンの幼少期の失明、父の自殺、大学のポスト争いなどライフヒストリーを同時に描き出し、
ピュリッツァー賞作家がその手腕をおおいに発揮して圧巻の評伝としてまとめた1冊。
完成度、重要度において、他に類のない科学伝記。

「エド・ウィルソンさんと知り合うことができ、とても光栄に思いました。彼の人生とその功績は、科学者だけでなく一般の人々にも大きな刺激やインスピレーションを与えてくれました。この本は、そんな偉大な思想家であり観察者でもある彼の魅力を伝えてくれる、すばらしい一冊です。」――ポール・サイモン(歌手)

「20世紀における最も著名な生物学者の一人を描いた感動的な記録である。彼は自然界を『聖域、限りない冒険の領域』とみなし、そこに立ち入る人間は少ないほど良いと考えている。」――ニューヨーク・タイムズ

「ピュリッツァー賞受賞者であるローズは、驚嘆すべき本書において『20世紀最大の生物学者の一人』にふさわしい評価を与えている。彼は、生物学の発見の主たる舞台は研究室であると広く信じられていた時代に、ウィルソンを不屈のフィールドワーカーとして描き、また社会生物学の普及を推進し、『蟻』と『人間の本性について』でピュリッツァー賞を受賞した人物として描写した。ウィルソンが科学界および一般社会の自然観に及ぼした多大な影響を、聖人化することなくかつ疑念を残さぬ筆致で論じている。必読。」――パブリッシャーズ・ウィークリー
目次
第1章 標本の日々
第2章 失われた世界
第3章 自然淘汰
第4章 切手収集家と若き成功者
第5章 フェロモンは語る
第6章 キーズ
第7章 新地平
第8章 アンビバレンス
第9章 人間の本性
第10章 深淵なるもの
第11章 境界線を越えて
第12章 リンネ再び
第13章 折り紙
著者略歴(リチャード・ローズ)
リチャード・ローズ(RICHARD RHODES)
ジャーナリスト・作家。ピュリッツァー賞(ノンフィクション部門)、全米図書賞、全米書評家協会賞を受賞した『原子爆弾の誕生』(啓学出版/紀伊國屋書店)を含む26冊の著書がある。イェール大学を卒業し、フォード財団、全米芸術基金、ジョン・シモン・グッゲンハイム記念財団、アルフレッド・P・スローン財団からフェローシップを受けている。邦訳には『原爆から水爆へ』(紀伊國屋書店)、『アメリカ農家の12カ月』(晶文社)、『メイキング・ラヴ』(文藝春秋)、『死の病原体プリオン』、『エネルギー400年史』(以上、草思社)がある。妻ジンジャー・ローズとともにサンフランシスコ郊外に在住。
著者略歴(的場 知之)
的場 知之(まとば・ともゆき)
翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退。訳書に、ロソス『生命の歴史は繰り返すのか?』、ロソス『ネコはどうしてニャアと鳴くの?』、ピルチャー『Life Changing』(以上、化学同人)、クォメン『生命の〈系統樹〉はからみあう』、ウィリンガム『動物のペニスから学ぶ人生の教訓』(以上、作品社)、ルーベンスタイン『オールコック・ルーベンスタイン 動物行動学 原書11版』(共訳、丸善出版)、王・蘇(編)『進化心理学を学びたいあなたへ』(共監訳、東京大学出版会)、マカロー『親切の人類史』、ナイハウス『「絶滅の時代」に抗って』(以上、みすず書房)、マイバーグ『空飛ぶ悪魔に魅せられて』(青土社)など。
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