『みんな羽ばたいて ~生徒中心の学びのエッセンス ~ 』の詳細情報

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タイトル みんな羽ばたいて
サブタイトル 生徒中心の学びのエッセンス
著者 [著者区分]■キャロル・アン・トムリンソン [著・文・その他]
■吉田新一郎 [翻訳]
■武内流加 [翻訳]
■竜田徹 [翻訳]
■谷田美尾 [翻訳]
■飯村寧史 [翻訳]
出版社 新評論 レーベル
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ
ページ数 348p Cコード 0037
発売予定日 2023-07-03 ジャンル 一般/単行本/教育
ISBN 9784794812438 判型 46
内容紹介
新方針を「絵に描いた餅」で終わらせないために。
「一人ひとりをいかす教え方」の達人が説く「生徒中心の学び・教室」のつくり方

 新しい学習指導要領の実施、GIGAスクール構想による「一人一台端末」の実現など、まさに日本の学校や教育は過渡期を迎えているといえます。しかし、テストの結果ばかりを「学力」と捉える風潮は相変わらず根強く、学力観の転換はなかなか進んでいないように感じます。いまだに授業は教科書中心であり、テストで良い点を取るための勉強が中心です。
 端末の活用にしても、テスト結果に直接結びつく効果は期待できないため、「あまり力を入れたくない」という教師の声をしばしば耳にします。新方針のもとで生徒の主体的な学びをより進めていく意思はあるし、実践も少しずつ広まってきてはいるものの、全体的には学校現場での進捗は芳しくないようです。このままでは新たな構想も「絵に描いた餅」で終わってしまいます。それを回避するためには、改めて「生徒中心の学習とは何か」、「具体的に何をどう実践すればよいのか」を包括的に示す手引きが必要です。
 本書は、筆者独自の「一人ひとりをいかす教え方」を通して知見に基づいて、豊富な資料や実践例を挙げてその具体的な方法を説明しています。とくに図表や問いかけが秀逸で、自分の授業を振り返り、チェックするポイントを見定めるのにとても役立つと思います。
 長年の経験に裏づけられた筆者の教育哲学が語られ、読んだ人はきっと教育観が変わり、日本の教育のあり方をアンラーンすることになるでしょう。文科省が提唱する「主体的・対話的で深い学び」「個別最適な学び」「協働的な学び」についても、ただ字義通りに捉えるだけでなく、生徒を中心とした、血肉の通った教育の営みとしてじっくり考えるヒントを与えてくれるはずです。ぜひご一読ください。(いいむら・やすし 仙台市公立中学校教頭)
目次
著者略歴(キャロル・アン・トムリンソン)
Carol Ann TOMLINSON アメリカの教育者。著書、講演多数。 教育における生徒の個々のニーズを満たす手段である、「一人ひとりをいかす教え方」で知られている。日本語訳されているものは、『ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方』(山崎敬人、山元隆春、吉田新一郎訳、北大路書房、2017年)『一人ひとりをいかす評価: 学び方・教え方を問い直す』(山崎敬人、山元隆春、吉田新一郎訳、北大路書房、2018年)
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