『言説の国際政治学 ~理論、歴史と「心の地政学」 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
言説の国際政治学 |
サブタイトル |
理論、歴史と「心の地政学」 |
著者 [著者区分] | 山本 吉宣 [著・文・その他]
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出版社 |
東信堂 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
6300円 |
シリーズ |
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ページ数 |
648p
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Cコード |
3031 |
発売予定日 |
2024-11-06 |
ジャンル |
専門/単行本/政治-含む国防軍事 |
ISBN |
9784798918389 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
米中二極構造をめぐるイディエーショナルな次元の実像
冷戦後、アメリカをはじめとした西側諸国が流布・構築してきたリベラルな国際秩序という理想郷に陰りが見え、非リベラルで権威主義的な風潮が国際的に高まっている。米中二極構造を中心とし、軍事力や経済力にとどまらないイディエーショナルな次元――イデオロギー、価値、規範――をめぐる理論と現象を緻密に検証した本書は、今日の国際情勢に「言説」という新たな分析視座を提供する。本書執筆中の2023年7月に急逝した著者の後の校正作業を三浦聡教授(名古屋大学)が継ぎ、遂に完成へと導いたまさに渾身の集大成。国際政治学の泰斗の遺稿‼
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目次 |
図表一覧/謝辞/略語表 序章 本書の問題意識と構成 第1章 イディエーショナルな力 第2章 言説、言説力の素描と本書での分析枠組み 第3章 一方的投射、規範の対抗、双方向の投射、「対等」の言説 第4章 戦略的ナラティブ 第5章 言説(ナラティブ、話語)とその投射:一般モデルをもとめて 第6章 中国の話語権 第7章 中国の逆投射、アメリカの反応、相互反応のエスカレーション 第8章 規範の対抗から秩序の対抗へ―規範の対抗理論の現在 第9章 戦略的コミュニケーション 第10章 理論統合への試論:言説の投射と規範の対抗 第11章 イデオロギーの対立―「民主主義と専制」と中国の民主主義:バイデン政権 第12章 物質的世界との往復―イデオロギーの正当性の淵源、イデオロギーの距離と大国間の戦略的関係 第13章 中国の人権言説の展開(国連人権理事会を中心として)、1989~2022―言説の国際政治学の一つのケース・スタディ 終章 いまなぜ言説(ナラティブ)か? 文献 |
著者略歴(山本 吉宣) |
1943年神奈川県生まれ。1966年東京大学教養学部( 国際関係論)卒業。 1968~74年フルブライト留学生として米国ミシガン大学政治学部大学院留学(Ph.D. 取得)。 埼玉大学教養学部教授、東京大学教養学部教授、青山学院大学国際政治経済学部教授を経て、PHP 総研研究顧問・東京大学名誉教授。2023 年7 月7 日逝去。
主要著書 『「帝国」の国際政治学―冷戦後の国際システムとアメリカ』(東信堂,2006)(吉野作造賞受賞) 『アクセス安全保障論』( 共編, 日本経済評論社,2005) 「アジア太平洋の安全保障とアメリカ』( 編,彩流社,2005) Globalism, Regionalism and Nationalism( 編,Blackwell,1999) 『国際的相互依存』( 東京大学出版会,1989) 『講座 国際政治』( 共編,東京大学出版会,1989) 『相互依存の理論と現実』( 共編,有信堂高文社,1988) 他がある。 |