『グロサ』の詳細情報

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タイトル グロサ
サブタイトル
著者 [著者区分]フアン・ホセ・サエール [著・文・その他]
出版社 水声社 レーベル
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 273p Cコード 0397
発売予定日 2023-02-24 ジャンル 一般/全書・双書/外国文学小説
ISBN 9784801007000 判型 46
内容紹介
フアン・ホセ・サエールは現代アルゼンチン最高の作家だ、という言い方は彼の作品にふさわしくない。より正確には、サエールはあらゆる言語において現在最高の作家の一人だと言わねばならないだろう。――リカルド・ピグリア

《語り》への強迫的衝動
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが……

プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ《同一の場所、同一の
一度ひとたび》を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。
目次
 
著者略歴(フアン・ホセ・サエール)
1937年、アルゼンチンのサンタフェ州セロディーノにシリア系移民の息子として生まれ、1959年、ロサリオ大学で法学、ついで哲学を専攻するものの中退、以後雑誌などの仕事をこなしながら創作に従事する。1968年、「ヌーヴォー・ロマン」研究の名目で奨学金を得てパリへ渡り、以後フランスに定住。創作活動の傍ら、1971年からはレンヌ大学で文学を講じた。2005年、パリに没した。代表作に、『傷痕』(1969年)、『孤児』(1983年、以上邦訳、水声社)、『好機』(1987年)、『捜索』(1994年)、『雲』(1997年)、『ラ・グランデ』(2005年、未完)といった長編小説のほか、評論集『フィクションの概念』(1997年)や、詩集『語りの技法』(1977年)などがある。
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