『芸術と社会 ~表現の自由と倫理の相克 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
芸術と社会 |
サブタイトル |
表現の自由と倫理の相克 |
著者 [著者区分] | 加須屋明子 [編集]
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出版社 |
中央公論美術出版 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
296p
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Cコード |
1070 |
発売予定日 |
2024-11-05 |
ジャンル |
教養/単行本/芸術総記 |
ISBN |
9784805509852 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
芸術の「自由」はどこに? 芸術と社会は時に対立し、表現の自由と倫理的制約は複雑な関係にある。その中で歴史修正主義や検閲が、権力の維持やプロパガンダのために使われてきた。芸術が社会に与える影響に焦点を当て、芸術が社会において果たす役割を探求する。
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目次 |
はじめに 加須屋明子 HOMO ARTIFEX ―芸術における自由について レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳) 戦後の歴史認識 日本とポーランド 吉岡洋 新しい回帰 アンダ・ロッテンベルク(加須屋明子 訳) ロマン・インガルデン ―人間と創造する義務 レシェク・ソスノフスキ(加須屋明子 訳) 芸術と民主主義 ポーランドと日本の事例から 加須屋明子 「展示」という制度と大衆 ―文化の基層構造から美術制度を捉える― 山下晃平 芸術の伝統 近代化と検閲 マリア・ブレヴィンスカ(加須屋明子 訳) ホロコースト芸術に対するポーランドの歴史政策 ピョトル・フォレツキ(加須屋明子 訳) 戦争の記憶と忘却 ―日本とポーランド― 重田園江 ホロコースト写真をめぐる倫理的諸問題 カダン、 ≪諸国民なかの正義の人≫、カラー写真 加藤有子 国家主義者による記憶の流用について ピョトル・リプソン(加須屋明子 訳) ウェストスプレイニング ―中東欧諸国における政治歴史的主体の回復 現代美術作家の諸例から パヴェウ・パフチャレク 高度情報化社会における検閲の考え方―AI時代を見据えて― 井出明 ラウンドテーブル・ディスカッション 加須屋明子 編 おわりに 加須屋明子 参考文献一覧 図版出典一覧 〔ワークショップ報告〕音響実践としてのブリコラージュ ―芸術表現の自由に関する国際会議への芸術的実践的貢献として― 講師 ダニエル・コニウシュ 司会 加須屋明子 行事一覧/ List of events 概要/ Summary 執筆者一覧 事項索引 人名索引 |
著者略歴(加須屋明子) |
京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科教授。京都大学大学院博士後期課程単位取得満期退学(美学美術史学専攻)。 ヤギェロン大学(クラクフ、ポーランド)哲学研究所美学研究室留学。国立国際美術館位主任学芸員を経て、現在、京都市立芸術大学美術学部・大学院美術研究科教授。博士(文学)。専門は近・現代美術、美学。主な著書『現代美術の場としてのポーランド-カントルからの継承と変容』(創元社、2021年)、『ポーランドの前衛美術̶生き延びるための「応用ファンタジー」』( 創元社、2014年)など。 |