『異界と転生論の宗教史 ~人類は死後の世界をどう捉えてきたのか ~ 』の詳細情報

異界と転生論の宗教史
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タイトル 異界と転生論の宗教史
サブタイトル 人類は死後の世界をどう捉えてきたのか
著者 [著者区分]下田淳 [著・文・その他]
出版社 昭和堂 レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 226p Cコード 0020
発売予定日 2025-01-16 ジャンル 一般/単行本/歴史総記
ISBN 9784812224038 判型 46
内容紹介
死後の世界や「肉体が滅びても霊魂は生き続ける」という観念は、あらゆる民族に普遍的な考えである。人類が想像する「異界」(あの世)と「転生」(生まれ変わり)について、古今東西の神話や宗教、思想などを紹介しながら宗教史研究の立場から考察する。
目次
はじめに

Ⅰ.世界宗教の異界概念

一神教の異界/ゾロアスター教とエジプト「死者の書」/ヴェーダの異界/ヒンドゥー教・仏教の異界/異界の多層性/小括

Ⅱ.神話のなかの異界と「生まれ変わり」

死の創出/神話のなかの死者の国/神話のなかの「生まれ変わり」/シャーマンのみた異界/小括

Ⅲ.東洋の転生論を読む

最古のウパニシャッドを読む/紀元前6世紀以降の初期ウパニシャッド/アートマンとブラフマンとの合一とは何か/『古典サーンキヤ体系概説』を読む/『ヨーガ・スートラ』を読む/叙事詩『バガヴァッド・ギーター』を読む/釈迦は何を言ったのか/釈迦の神通力/さらにパーリ仏典を読む/何が輪廻し、解脱するのか/大乗仏教/ジャイナ教とシク教/老荘思想/儒教と転生論/小括

Ⅳ.西洋の転生論を読む 

ヘロドトス/オルペウス教/ピュタゴラス/プラトン/アリストテレス/聖書外典のなかの輪廻転生論/グノーシス主義/新約外典/マニ教/新プラトン主義/エックハルト/オリゲネス/プロティノスの『エネアデス』/その他の新プラトン主義者/ユダヤ神秘主義/ルーリア学派/ボゴミール派とカタリ派/イスラムの輪廻転生論/小括

Ⅴ.近現代欧米の心霊主義の転生論 

臨死体験/スェーデンボルグ/神智学/人智学/退行催眠/J・L・ホイットンの輪廻転生論/イアン・スティーヴンソンの「前世を記憶する子どもたち」/小括

おわりに
著者略歴(下田淳)
1960年生まれ。宇都宮大学教育学部教授。専門はドイツ宗教史。博士(歴史学)。著書に『歴史学「外」論』『ドイツの民衆文化』『居酒屋の世界史』『ヨーロッパ文明の正体』『「棲み分け」の世界史』『ドイツ葬送文化史』など。
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