『山の観光史』の詳細情報

山の観光史
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タイトル 山の観光史
サブタイトル
著者 [著者区分]高嶋修一 [著・文・その他]
出版社 日本経済評論社 レーベル 観光史叢書
本体価格
(予定)
2800円 シリーズ
ページ数 224p Cコード 1365
発売予定日 2024-06-18 ジャンル 教養/全書・双書/交通・通信
ISBN 9784818826618 判型 A5
内容紹介
ガチ登山じゃなきゃ、ダメですか?
登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、リフト、ドライブウェイ…
大衆社会のツーリズムが日本の山を切り拓く。
「誰でも登れる」山岳観光史への招待。
目次
目次

はじめに 「誰でも登れる」山の観光
第1 章 アルピニズムと登山の近現代
 1.近代登山の流入
 2.アルピニズムの受容
 3.板ばさみのアルピニズム
第2 章 ケーブルカーと登山
 1.ケーブルカーで楽な参詣
 2.楽じゃないケーブルカー経営
第3 章 箱根山の鉄道と道路
 1.箱根山の開発と交通網
 2.箱根の有料道路建設をめぐって
第4 章 植民地ツーリズムと朝鮮金剛山
 1.金剛山の観光開発
 2.鉄道による金剛山直通
第5 章 「健全なる」戦時の旅行
 1.戦時ツーリズムと青年徒歩旅行
 2.戦時の旅行とモダニティ
第6 章 電源開発と立山黒部アルペンルート
 1.戦前・戦中の電源開発と観光
 2.戦後の「国土開発」と観光
 3.立山黒部アルペンルートの形成
第7 章 栗駒山観光と地方鉄道
 1.栗駒山開発の開始
 2.栗駒山観光の拡大と鉄道輸送
 3.栗駒山観光の隆盛と鉄道利用の低迷
第8 章 「箱根山戦争」とロープウェイ
 1.いわゆる箱根山戦争
 2.日本におけるロープウェイの導入と普及
 3.箱根ロープウェイの建設
第9 章 那須高原のリゾート開発
 1.「りんどう湖」の正体
 2.那須開発の歴史
 3.バブル経済と那須
第10 章 比叡山へのドライブウェイ
 1.比叡山ドライブウェイの建設
 2.ドライブウェイ開通後の比叡山観光
第11 章 バブル期のスキーとリフト
 1.リフトが広めたゲレンデスキー
 2.バブル期のリフト輸送力向上
第12 章 尾瀬に生きる
 1.尾瀬における自然保護のはじまり
 2.電源開発と保護運動
 3.観光地化のなかの長蔵小屋
むすびに

あとがき
索引
著者略歴(高嶋修一)
1975年生。青山学院大学経済学部教授。
東京大学文学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)著書に『都市近郊の耕地整理と地域社会』(日本経済評論社、2013年)、『都市鉄道の技術社会史』(山川出版、2019年)、『日本近・現代史研究入門』(松沢裕作と共編著、岩波書店、2022年)など
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