『改訂版 グローバル社会のコミュニケーション学入門』の詳細情報
Amazonで予約する
|
タイトル |
改訂版 グローバル社会のコミュニケーション学入門 |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | ■藤巻 光浩 [編集] ■宮崎 新 [編集]
|
出版社 |
ひつじ書房 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
2200円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
304p
|
Cコード |
1080 |
発売予定日 |
2024-09-25 |
ジャンル |
教養/単行本/語学総記 |
ISBN |
9784823412608 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
グローバル社会はコミュニケーションによって成り立っている。本書は、学生生活で起こり得るエピソードを用意し、多様化したコミュニケーション学を有機的にリンクさせる初学者向けの教科書である。改訂版では、変化し続けるコミュニケーションのあり方を、これまで教科書で扱われなかったテーマとともに学べるよう加筆・修正を行った。執筆者:佐藤良子(内田良子)、田島慎朗、平田亜紀、福本明子、藤巻光浩、宮崎新、宮脇かおり、森泉哲
|
目次 |
はじめに 「コミュニケーション」について学ぶこと(宮崎新)
Chapter 1 コミュニケーション学理解のための基本表現(宮崎新) 1 コミュニケーションが生み出す意味 2 コミュニケーションが持つ作用 3 コミュニケーションに関する言説 4 コミュニケーションを取り巻く文脈 COLUMN 1 コミュニケーションの中の「期待」
Part I わたしたちとコミュニケーション
Chapter 2 ことば/わたし/せかい(宮崎新) 1 わたしがみるせかい 2 日常的な異文化 3 外国語教育と英語教育 4 英語話者と母語話者
Chapter 3 異文化との出会い(森泉哲) 1 トランスナショナル・アイデンティティ 2 異文化適応過程 3 文化間の衝突と解決 4 グローバリゼーションと文化接触 COLUMN 2 異文化的実践とはなにか―難民問題から考える
Chapter 4 海外から見た日本/日本から見た世界(佐藤良子(内田良子)) 1 Cool Japan 2 Kawaii/かわいい 3 外国語としての日本語 4 観光立国ニッポン 5 なんちゃって和食
Part II 規範とコミュニケーション
Chapter 5 メディアと社会とわたしたち(福本明子・藤巻光浩) 1 作られる価値観 2 メディア・リテラシー 3 メディア史―NHK 紅白歌合戦から 4 ポスト真実 5 ジェンダーとフェミニズム COLUMN 3 「らしさ」ってなんだろう―エマ・ワトソンのスピーチから COLUMN 4 あなたの肌は黄色いですか?―人種とは Chapter 6 レトリックが作るコミュニティ(宮脇かおり) 1 レトリックとは 2 ことばが作る所属意識 3 集合的記憶と異文化 4 象徴としての身体 5 公共圏とよそ者
Chapter 7 知識が力を持つとき(田島慎朗) 1 ロゴス、パトス、エトス 2 権力 3 記号論 4 転義法、ターミニスティック・スクリーン COLUMN 5 レトリックの発展―発信者中心からメッセージとその周縁へ
Part III 対人関係とコミュニケーション
Chapter 8 “わたし/わたしたち”と“あなた/あなたたち”(森泉哲) 1 ひとりぼっちは良いこと、それとも悪いこと? 2 他者とのつながり 3 家族コミュニケーション 4 グループと組織におけるコミュニケーションのあり方 5 グローバルな人間関係
Chapter 9 ソーシャル・メディアと対人関係(宮崎新) 1 “ニュー”・メディアの発展 2 モバイル・コミュニケーション 3 コンピューターを介したコミュニケーション 4 ソーシャル・メディアの光と影 5 テクノロジーとコミュニケーション
Chapter 10 コンフリクト/協調(福本明子・平田亜紀) 1 コンフリクト/交渉とは 2 交渉の種類 3 もめごとと交渉と感情 4 不健康な対人関係
Part IV 市民参加とコミュニケーション
Chapter 11 働くことと生きること(福本明子) 1 組織とコミュニケーション 2 リーダーシップと部下力 3 ブラックバイト 4 市民と社会と経済と
Chapter 12 市民社会と公共(佐藤良子(内田良子)) 1 方言はカッコイイ? 2 多言語社会 3 外国人児童生徒 4 「子ども食堂」って何?
Chapter 13 健康とリスクとコミュニケーション(平田亜紀) 1 ヘルス・コミュニケーションの輪郭 2 インフォームド・コンセントからナラティブの交錯へ 3 にわか医療通訳者から専門の医療通訳へ 4 「障害」になること、ならないこと 5 災害リスクの管理と行動を促すコミュニケーション 6 人々の生活とリスクの理解 ―健康増進から市民教育、災害時の避難まで
Part V コミュニケーション学を学ぶ意義
Chapter 14 コミュニケーション学のHOPE(藤巻光浩) 1 AIにとっての文脈 2 コミュニケーション=具体的な日常を生きること
あとがき 改訂版刊行にあたって 索引 執筆者紹介 |
著者略歴(藤巻 光浩) |
藤巻光浩(ふじまき みつひろ) 1964年生まれ。フェリス女学院大学グローバル教養学部文化表現学科教授(2025年度より)。専門分野 レトリック、メディア研究、批評理論。主業績 『アメリカに渡ったホロコースト―ワシントンDCのホロコースト博物館から考える』(創成社、2015)、『国境の北と日本人―ポストコロニアルな旅へ』(緑風出版、2019)など。 |
著者略歴(宮崎 新) |
宮崎 新(みやざき あらた) 1979年生まれ。名城大学外国語学部国際英語学科教授。専門分野 異文化コミュニケーション、対人コミュニケーション。主業績 Facing with non-nativeness while teaching: Enacting voices of international teaching assistants of basic communication courses. (共著、Basic Communication Course Annual, 25, pp.245–282, 2013)、「英語という言語選択―外国語を学ぶことの意味」(『グローバル社会と異文化コミュニケーション―身近な「異」から考える』三修社、2019)など。 |