近年、語用論の発展はめざましいものの、語用論と方言学とが交差するところに生まれる「語用論的方言学」はまだ産声を上げたばかりである。本書は、方言学の新たなパラダイムを描き出すとともに、社会語用論や歴史語用論とのリンクをも視野に入れ、この分野の研究を大きな潮流へと向かわせるひとつの契機となることを企図して編んだ論文集である。 執筆者:新井小枝子、太田有紀、沖裕子、尾崎喜光、加順咲帆、川﨑めぐみ、岸江信介、櫛引祐希子、甲田直美、後藤典子、小西いずみ、小林隆、斎藤敬太、齋藤すみれ、峪口有香子、佐藤亜実、椎名渉子、塩田雄大、田附敏尚、ダニエル・ロング、津田智史、友定賢治、中西太郎、半沢幹一、舩木礼子、松田美香、三宅和子、森勇太、矢島正浩、安井寿枝
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