『菌類の隠れた王国 ~森・家・人体に広がるミクロのネットワーク ~ 』の詳細情報
Amazonで予約する
|
タイトル |
菌類の隠れた王国 |
サブタイトル |
森・家・人体に広がるミクロのネットワーク |
著者 [著者区分] | ■キース・サイファート [著・文・その他] ■熊谷玲美 [翻訳] ■ロブ・ダン [著・文・その他]
|
出版社 |
白揚社 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
2700円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
352p
|
Cコード |
0045 |
発売予定日 |
2024-06-24 |
ジャンル |
一般/単行本/生物学 |
ISBN |
9784826902601 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
カビ・キノコ・酵母・地衣類…ちっぽけで地味なのに、 地球や文明を動かすほど強力な生き物!
・キノコを栽培して食料にするアリがいる ・世界一大きな生物は菌類(フットボールコート1665面分に広がる菌糸) ・森の木々はキノコの菌糸を通して会話している ・菌類は植物にとっての「腸内細菌」で、農業にも重要 ・たった1種類のカビが原因で北米の栗は絶滅した ・ビール酵母とパン酵母は「家畜」になった菌類
菌類の分類から、植物や昆虫との共生、農業や発酵など人類との関わり、病原体としての脅威、新素材や新食品開発などの菌類テクノロジーまで、キノコ・カビ・酵母のあらゆるトピック総まくり。 面白雑学満載で楽しく読めてためになる、ありそうでなかった一般向けの「菌類入門書」!
:::::::::本書への賛辞:::::::::
「見えていないだけで、菌類はそこら中にいる。森や農地、食べ物や薬の中にも――さらには私たちの家や体にまで。(……)菌類がいかに私たちの暮らしを豊かにし(時折、脅かし)ているかを鮮やかに描いた素晴らしい本」 ――ペーター・ヴォールレーベン『樹木たちの知られざる生活』著者
「アマチュア菌類学者の参考書として、これ以上の情報源はない。網羅的で正確、それでいて魅惑的な本」 ――ユージニア・ボーン『マイコフィリア』著者
|
目次 |
イントロダクション ダストの中の多様性 第1章 コロニーの中の生活 菌類の進化 第2章 ともに生きる生物 相利共生から寄生、生物学的侵入まで 第3章 森 木を見て菌を見る 第4章 農業 世界で七番目に古い職業と菌類 第5章 発酵 食品、飲料、堆肥 第6章 秘密のすみか 菌類と屋内環境 第7章 ホロビオント マイコバイオームとヒトの体 第8章 マイコテクノロジー 菌類のある暮らし 第9章 高度一万メートル 菌類と地球の持続可能性 |
著者略歴(キース・サイファート) |
カールトン大学教授。40年以上にわたり、五大陸を股にかけ菌類を研究してきた。カナダ農業・農産食料省研究所では長年、農場や森林、食品の中の菌類について、また、屋内のマイコトキシンの抑制、菌類が原因の動植物の病気を研究してきた。International Mycological Associationの会長、Mycologia誌の編集長なども務めた。カナダ、オタワ在住。 |
著者略歴(熊谷玲美) |
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了。訳書にハリー・クリフ『物質は何からできているのか』、エリック・アスフォーグ『地球に月が2つあったころ』(以上、柏書房)、エマ・チャップマン『ファーストスター』(河出書房新社)、デイビッド・バリー『動物たちのナビゲーションの謎を解く』(インターシフト)、アリ・S・カーン他『疾病捜査官』(みすず書房)、サラ・パーカック『宇宙考古学の冒険』(光文社)など多数。 |
著者略歴(ロブ・ダン) |
ノースカロライナ州立大学教授。著書に『家は生態系』『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』(以上、白揚社)、『世界からバナナがなくなるまえに』(青土社)などがある。アメリカ、ノースカロライナ州ローリー在住。 |