『熱中症からいのちを守る』の詳細情報

熱中症からいのちを守る
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タイトル 熱中症からいのちを守る
サブタイトル
著者 [著者区分]谷口 英喜 [著・文・その他]
出版社 評言社 レーベル
本体価格
(予定)
1400円 シリーズ
ページ数 224p Cコード 0077
発売予定日 2024-05-27 ジャンル 一般/単行本/家事
ISBN 9784828207438 判型 46
内容紹介
地球が温暖化を超え、次のステージである沸騰化が到来したといわれます。
それは、熱中症が世界中の人々の生命を脅かす時代に突入したということです。
日本でも、暑い季節になると、連日、熱中症に関する様々な報道が賑わせます。
私たちが熱中症から、自らの、そして周りにいる人たちの命を守るためには、どうしたらいいのでしょうか。
まず普段から“正しい”予防策を徹底し、熱中症になってしまったら速やかに“正しい”対処を施すことが大切です。
熱中症は予防できる唯一の病気です。また熱中症は、病院に来る前に現場で施す治療効果も高いです。
しかし、誤った対処法をすると、重い後遺症を残し、命を失うことになりかねません。

本書は、テレビ・ラジオ出演が300回を超える医師が、世の中にあふれた熱中症関連の情報を整理して、繰り返しマスメディアからまことしやかに発信される予防法や対策法も多く取り上げ、それに対する答えを根拠をあげてわかりやすく解説しています。本書のすべての情報は医学的・科学的根拠に裏付けられたものです。
自分と家族と仲間を守るために、熱中症の正しい知識とその対策を学び、これ以上夏が涼しくならない未来に備えましょう。
目次
PartⅠ 総論 熱中症を知って、正しくおそれよう
1 熱に中(あた)る病気が熱中症
2 熱中症になる人は増え続けている
3 熱中症は予防でゼロにできる唯一の病気
4 熱中症弱者は高齢者と子どもたち
5  熱中症になりやすい遺伝子がある⁈
6 熱中症が起きる機序を理解しよう
7 熱中症と脱水症はイコールではない
8 熱中症の初期症状は脱水症(軽度またはI度の熱中症)
9 熱中症の中期症状は、脱水症+体温上昇(中等度またはⅡ度の熱中症)
10 熱中症の末期症状は、重度脱水症+異常高体温(重度またはⅢ度の熱中症)
11 重症度は普通の体温を測っても判定できない
12 救急車を呼ぶかどうかの見極め方
13 熱中症の後遺症で一番多いのは脳神経障害
14 野外よりも屋内での発生が増えてきている
15 熱中症の危険度は暑さ指数で判断
16 遅れて発症する「時差熱中症」にも要注意
17 ダメージが体に蓄積する「暑さ負債」を侮らない
18 搬送される人の数は梅雨時期と7月に増える
19 熱中症が集団発生する理由
20 「かいた汗は拭いてはいけない」は本当?
21 夏バテって病気?
22 実は、プールや海は熱中症になるリスクが高い
23 夏場のマスクは子どもが危険
24 新型コロナウイルス感染症と熱中症の違いはこれ!
PartⅡ 予防 効果的な熱中症予防策、教えます! 
25 実は、1年を通した予防策が大事
26 予防策❶脱水症にならない体づくりを心がける
27 理想的な水分補給の方法を知る
28 自分に合った水分量や種類、温度を知る
29 水分補給の正しいタイミングを知る
30 子どもが大人より水分を失いやすい3つの理由
31 高齢者がより水分を失いやすい3つの理由
32 水分補給には、水以外、何を飲んだらよい?
33 水分補給のための飲み物の温度は?
34 予防策❷筋肉量を維持する生活を心がける
35 予防策❸自律神経を整える生活を心がける
36 夏を前にした予防策、暑熱順化
37 夏を迎える5つの準備
38 ウェアラブルデバイスによる熱中症予防
39 食事はタンパク質とビタミン摂取を強化
40 食事からの水分補給を意識する
41 いのちを守るお出かけ7つ道具
42 真夏の夜のエアコン温度は?
43 寝る前の水分補給はどうする?
44 質のよい睡眠のための食事とお風呂
45 夏は朝ごはんがとくに重要
46 保護者必見! 子どもたちを熱中症から守る方法
47 介護者必見! 高齢者を熱中症から守る方法
48 シチュエーション別熱中症予防策
PartIII 治療 熱中症からいのちを守るスキル、教えます!
49 熱中症を疑ったら、まずやること
50 スポーツ飲料で対処するときは注意が必要
51 救急車を呼ぶか迷ったら#7119
52 経口補水液の基礎知識 ①経口補水液とは
53 経口補水液の基礎知識 ②経口補水療法の広がり
54 経口補水液の基礎知識 ③経口補水液の成分と体内への吸収
55 熱中症と経口補水液Q&A
著者略歴(谷口 英喜)
済生会横浜市東部病院患者支援センター長兼栄養部部長 医学博士
1991 年 福島県立医科大学医学部卒業後、横浜市立大学医学部麻酔科入局。
同附属病院救命救急センター、集中治療室、神奈川県立がんセンター麻酔科などで勤務。
2011 年 神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授。
2016 年 済生会横浜市東部病院 患者支援センター長兼栄養部部長。東京医療保健大学大学院客員教授、慶應義塾大学麻酔科学教室非常勤講師。
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