『古代インドの神秘思想 ~初期ウパニシャッドの世界 ~ 』の詳細情報
Amazonで予約する
|
タイトル |
古代インドの神秘思想 |
サブタイトル |
初期ウパニシャッドの世界 |
著者 [著者区分] | ■服部 正明 [著・文・その他] ■赤松 明彦 [解説]
|
出版社 |
法藏館 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
1100円 |
シリーズ |
法蔵館文庫 |
ページ数 |
248p
|
Cコード |
1110 |
発売予定日 |
2024-07-12 |
ジャンル |
教養/文庫/哲学 |
ISBN |
9784831826701 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
語は火であり、眼は太陽であり、耳は方位であり、思考力は月であり、気息は風である――
小宇宙と大宇宙の対応の思想は、やがて個体の本質アートマンと宇宙の最高実在ブラフマンの一致の自覚へと深化される。古代インドに展開された生の根源とは何かを求める叡知、神秘思想の本質を、初期ウパニシャッドをもとに解明した最良のインド思想入門。
■目次■
法蔵館文庫版の刊行によせて はしがき プロローグ
第一章 古代インドの叡智――ウパニシャッドが現代に伝えられるまで 第二章 祭式から哲学へ――ブラーフマナとウパニシャッド 第三章 ブラフマンとアートマン――最高実在と個体の本質 第四章 「有」の哲学――ウッダーラカの学説 第五章 「非ず、非ず」のアートマン――ヤージニャヴァルキヤの思想(1) 第六章 輪廻と解脱――ヤージニャヴァルキヤの思想(2) 第七章 アートマンと外界――『カウシータキ・ウパニシャッド』の教説 エピローグ
講談社学術文庫版あとがき 講談社学術文庫版解説 赤松明彦 引用文献索引
|
目次 |
法蔵館文庫版の刊行によせて はしがき プロローグ
第一章 古代インドの叡智 ――ウパニシャッドが現代に伝えられるまで 1 ウプネカット 2 ショーペンハウアーからインド古典学へ 3 古ウパニシャッド 4 神秘思想
第二章 祭式から哲学へ ――ブラーフマナとウパニシャッド 1 大宇宙と小宇宙の対応 2 ウパーサナ(念相) 3 先科学的科学 4 主知主義への道 5 祭式の内面化
第三章 ブラフマンとアートマン ――最高実在と個体の本質 1 ブラフマン(梵) 2 プラーナ(気息) 3 アートマン
第四章 「有」の哲学 ――ウッダーラカの学説 1 有と非有と高次の有 2 三要素による現象世界の構成
第五章 「非ず、非ず」のアートマン ――ヤージニャヴァルキヤの思想(1) 1 生命原理としての火 2 認識から成るアートマン
第六章 輪廻と解脱 ――ヤージニャヴァルキヤの思想(2) 1 輪廻説とアートマン論 2 睡眠の考察
第七章 アートマンと外界 ――『カウシータキ・ウパニシャッド』の教説
エピローグ
講談社学術文庫版あとがき 講談社学術文庫版解説 赤松明彦 引用文献索引 |
著者略歴(服部 正明) |
1924年、東京生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。61年から京都大学文学部助教授、73年から同大学教授をつとめた。88年退官。京都大学名誉教授。専攻は、インド哲学史。著書に、”Dignana, On Percepting (Harvard University Press)、『認識と超越〈唯識〉』(共著、「仏教の思想」4)、翻訳に「ウパニシャッド」[抄]他5編(「世界の名著」1『バラモン教典・原始仏典』所収)などがある。 |
著者略歴(赤松 明彦) |
1953年京都府生まれ。76年京都大学文学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了。83年パリ第三大学博士課程修了、文学博士。帰国後、京都大学人文科学研究所助手、87年から九州大学助教授、教授。2001年、京都大学大学院文学研究科教授。2018年退官。京都大学名誉教授。著書に、『楼蘭王国 ロプ・ノール湖畔の四千年』、『バガヴァッド・ギーター 神に人の苦悩は理解できるのか?』〈書物誕生 あたらしい古典入門〉、『インド哲学10講』、『ヒンドゥー教10講』ほか。 |