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タイトル |
倭という種族 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 品田知章 [著・文・その他]
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出版社 |
風媒社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
157p
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Cコード |
0021 |
発売予定日 |
2024-11-12 |
ジャンル |
一般/単行本/日本歴史 |
ISBN |
9784833154642 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
日本民族の形成に大きな役割を果たした種族=〈倭〉とは何者か!? 本書では、朝鮮半島と日本列島の海峡をまたいで形成された「倭」という種族が日本民族の形成にどのようにかかわったかを考察する。日本人がどこから来たかというような議論もあるが、本書では縄文時代にすでに列島の南北にわたって縄文人というかなり均質な人種が分布していて、大陸や南方から流入した渡来人文化・風俗が西日本から東進し混じりあって弥生時代を経て日本民族が形成されたと考えており、その過程で「倭」という種族がかなりの役割を果たしていると考えられる。
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目次 |
まえがき
Ⅰ 倭という種族 一 倭は種族の呼称 二 中国大陸の倭人 三 朝鮮半島と日本列島の倭 〈特定説〉と〈不特定説〉 /『漢書』地理志 /魏志東夷伝 『三国史記』 /東夷伝の倭人条 /列島の倭 /同じ種族か 四 倭種形成の基層 漁撈文化 /農耕文化 五 倭種の形成 六 倭種の言語と日本語 七 銅剣・銅鉾文化圏と銅鐸文化圏
Ⅱ 弥生中期
Ⅲ 二~三世紀 一 半島の倭と加耶 東夷伝韓条 /『三国史記』新羅本紀の倭 /新羅本紀の加耶 二 列島の倭 倭種はどこにいたか /列島の他地域 三 半島と列島の交流
Ⅳ 四~五世紀の朝鮮半島 一 朝鮮半島の諸国 高句麗 /百済 /新羅 /伽耶諸国 二 半島の倭国 新羅本紀の倭国記事 百済本紀の倭国記事 好大王碑(広開土王碑)の倭記事 倭国は姿を消す 三 新羅を悩ます倭兵 四 四世紀の半島と大和王権 五 七支刀
Ⅴ 四~五世紀の日本列島 一 大和王権と地域王国 大和王権の半島進出はなかった 神功皇后記の示唆する史実 大和王権と地域王国 二 応神王朝と半島・列島の倭 応神王朝 応神王朝と半島・列島の倭 雄略天皇と百済 三 半島南岸西部の倭系古墳 四 倭の五王 五 半島と列島の交流・交易 半島と列島の交流・交易 四世紀 五世紀前半 五世紀後半
Ⅵ 六世紀 一 五世紀末から六世紀初頭 半島の諸国 継体王朝の出現 鉄について 二 大加耶と百済の抗争 三 倭系古墳 栄山江流域の前方後円墳 大加耶に関連する円墳 倭系古墳は何を示すか 四 磐井の乱 五 新羅の侵攻と百済との対峙 新羅の加耶南部侵攻 百済と新羅の対峙 六 加耶の滅亡 任那復興会議 六世紀中葉の半島での抗争 加耶の滅亡
Ⅶ 倭国と日本国 一 日本列島は七世紀まで倭国だった 二 日本国に改名 三 倭種と日本民族
Ⅷ 『日本書紀』について 一 倭種・倭国は記されていない 二 百済三書 『日本書紀』と百済三書 百済三書の性格 百済三書の成果
あとがき |
著者略歴(品田知章) |
1936年9月生まれ 1959年4月 東京大学工学部卒業 1999年6月 中部電力株式会社役員退任 2004年3月 株式会社テクノ中部社長退任 2006年3月 名古屋工業大学理事退任 |