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タイトル |
中国のフェアリー・テール |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■ローレンス・ハウスマン [著・文・その他] ■松岡享子 [翻訳]
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出版社 |
株式会社 福音館書店 |
レーベル |
福音館の単行本 |
本体価格 (予定) |
1700円 |
シリーズ |
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ページ数 |
32p
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Cコード |
8097 |
発売予定日 |
2024-09-06 |
ジャンル |
児童/単行本/外国文学小説 |
ISBN |
9784834088045 |
判型 |
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内容紹介 |
ティキ・プーは大きな画塾で下働きをしている少年です。けれど魂の奥底には、誰よりも芸術への思いが熱く燃えていました。画塾にかけられた300年前の画家ウイ・ウォニの最晩年の傑作に憧れ、ティキ・プーは人目を忍んで絵を描くようになります。するとある夜、彼の切実な願いが通じ、絵の中から老画家が現れます。絵を描きたいという思いに胸を焦がす貧しい少年と、はるか昔に世を去った偉大な画家との交流を美しく描いた1冊。
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目次 |
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著者略歴(ローレンス・ハウスマン) |
ローレンス・ハウスマン 1865年、イギリスのウスターシャー州の町ブロムズグローブに生まれる。ロンドンのランベス美術学校やサウス・ケンジントン美術学校などで学び、挿絵画家としてデビュー。クリスティーナ・ロセッティ作の『ゴブリン・マーケット』(1893年)の挿絵で注目される。木口木版による細密な版画制作により目を患ってからは執筆活動に専念。詩人、小説家、劇作家として数々の作品を世に送り出した。ヴィクトリア時代の妖精文学の黄金期を支えたひとりとして、子どもに向けたファンタジー作品も多い。「中国のフェアリー・テール」(A CHINESE FAIRY-TALE)は、1904年に、お話集“THE BLUE MOON”の中の一篇としてロンドンの出版社John Murrayより刊行された。
これまで邦訳された作品には、「銀色の時」(『銀色の時』に収録)「妖精を信じますか?」(『夏至の魔法』に収録/以上、講談社)、「ゆり木馬の国」(『ものぐさドラゴン』に収録/青土社)などがある。1959年逝去。 |
著者略歴(松岡享子) |
松岡享子 1935年、神戸に生まれる。神戸女学院大学英文科、慶應義塾大学図書館学科を卒業した後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後、家庭文庫をひらき、児童文学の研究、翻訳、創作に従事。1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館を設立し、長年、同図書館の理事長を務めた。子どもたちにお話を語ることの大切さを説き、大人のためのお話会を実施したり、語り手養成のための「お話の講習会」を開講。図書館の活動を通して、お話の普及に尽力した。
絵本の文の創作に『おふろだいすき』『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの いそがしい毎日』、絵本の翻訳に『しろいうさぎとくろいうさぎ』、童話の創作に『くしゃみ くしゃみ 天のめぐみ』、童話の翻訳に「くまのパディントン」シリーズ、「あたまをつかった小さなおばあさん」シリーズ(以上、福音館書店)、「ゆかいなヘンリーくん」シリーズ(学研)ほか多数ある。
2021年、文化功労者に選出。2022年逝去。 |