【目次】 『源氏物語』と口承文芸の往還 Ⅰ 語られた『源氏物語』 女性たちの『源氏物語』 追体験する昔物語 「夕顔」の巻冒頭の贈答歌 『源氏物語』の世間話 生霊事件と噂の視点 洪水神話と『源氏物語』
Ⅱ コラム①物語文学へ 『伊勢物語』の酒 雨夜の品定めの藤式部丞 歌語りと世語り 髭黒大将と狂言『髭櫓』 「若菜上」の巻の猫 「片目悪しき僧」の素性 Ⅲ 描かれた『源氏物語』 『源氏物語絵巻』に描かれた女房 『源氏物語絵巻』の「蓬生」 『源氏物語絵巻』の「柏木(一)」 二千円札の『源氏物語絵巻』 『源氏物語絵巻』の「橋姫」 『源氏物語絵巻』の方法
Ⅳ コラム② 古典文学へ 震災と『百人一首』 震災と『方丈記』 『徒然草』の洞察力 表現としての現代語訳 五感で読む『古今和歌集』 古語辞典雑感 小学校からの古典教材
Ⅴ 『源氏物語』とその周辺 隠し据えられた女、浮舟 怪談と『源氏物語』 物語の場としての宮廷 物忌の場と世間話 女三の宮の立ち姿 勝川春章の「雪月花美人」 私たちは文学を伝えられるか
Ⅵ コラム③ 中世物語へ 浮舟と建礼門院 天皇のご落胤―『大鏡』と『平家物語』― 新院崩御と入道死去―『平家物語』に見る薨卒伝― 亀報恩の事―『平家物語』と「海南小記』から― 異類婚姻譚と『松浦宮物語』 『とりかへばや物語』は聖典になるか 『とりかへばや物語』と「3年B組金八先生」 『とはずがたり』雑感 光源氏と源義経 敵討ちの精神史 |