『消滅する契約法 ~契約の時代におけるコモンローの危機 ~ 』の詳細情報

消滅する契約法
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タイトル 消滅する契約法
サブタイトル 契約の時代におけるコモンローの危機
著者 [著者区分]■キャサリン・ミッチェル [著・文・その他]
■山口 裕博 [翻訳]
出版社 尚学社 レーベル
本体価格
(予定)
5000円 シリーズ
ページ数 310p Cコード 3032
発売予定日 2024-12-11 ジャンル 専門/単行本/法律
ISBN 9784860311933 判型 A5
内容紹介
本書は,契約に大きく依存しながらも社会において契約法制度が実質的に弱体化していることについて検討し,多くの人々に影響を及ぼしながらも法学的に査定されることを逃れている形式主義化の進む重要な契約活動の領域を考察していく。

契約法は,イギリスにおいても契約責任の土台となるとともに,それが機能する骨組みを提供しているが,契約をとりまく法律の役割は今や消滅に近づいている。契約が成立して権利および義務を創設する方法は,過去40年間で大きく変化してきた。現在,消費者は増大するオンライン環境においては自らのコントロールがほとんど及ばない自動化されたプロセスを通じて契約を締結している。消滅しつつある契約法の意味と,(もしあるのならば)その復活の可能性を精査する本書は,法制度が異なるものの問題状況が共通する日本にもインパクトを与える。
目次
第一章 消滅する契約法
第二章 契約コモンローの動向
第三章 契約化とコモンローの後退
第四章 私的秩序化、規制および契約法
第五章 ギャップを介しての契約
第六章 契約法に対する将来の挑戦
第七章 コモンロー復活の可能性
第八章 結論
著者略歴(キャサリン・ミッチェル)
エセックス大学法学部卒業(1988年),アバディーン大学法学修士(1992年),ハル大学法学博士(2015年)。ハル大学ロースクール教員として23年間勤務した後,2016年にバーミンガム大学ロースクールに移り,2023年同大学教授,2024年9月に退職し,現在同大学名誉教授。2015年より,高等教育アカデミー・フェロー。専門分野は,契約法,商事法および関連領域。
著者略歴(山口 裕博)
山梨県大月市出身(1951年)。中央大学法学部法律学科卒業(1974年),同大学大学院法学研究科修士課程英米法専攻修了(1978年),同大学大学院博士課程後期民事法専攻満期退学(1986年)。新潟大学博士(法学)(2002年)。女子美術大学芸術学部助教授(1990年),桐蔭学園横浜大学法学部助教授(1994年),桐蔭横浜大学法学部教授(1999年),2020年に同大学退職。中央大学法学部,東洋大学法学部,明海大学経済学部,国立音楽大学音楽学部,女子美術大学芸術学部および熊本大学大学院法曹養成研究科の非常勤講師を務める。専門分野は,英米法,芸術法。
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