『人民による反乱の試み――ドイツの悲劇』の詳細情報

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タイトル 人民による反乱の試み――ドイツの悲劇
サブタイトル
著者 [著者区分]■ギュンター・グラス [著・文・その他]
■伊藤哲夫 [翻訳]
出版社 萌書房 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 184p Cコード 0097
発売予定日 2024-06-07 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784860651688 判型 46
内容紹介
1953年6月17日,東ドイツで実際に起こった人民による反乱未遂事件に着想を得た,ノーベル賞作家の初期,1966年に発表された戯曲作品。中心人物の「党書記長」がシェークスピアの『コリオレイナス』の翻案を上演しようとリハーサルを行っているシーンが描かれていますが,同じく『コリオレイナス』に題材を取った劇作をものしているブレヒトに対するオマージュ的な作品でもあります。しかし,おしなべて戯曲作品を文字にすると分かりにくいですが,本書もその例外ではありません。
目次
著者略歴(ギュンター・グラス)
1927-2015年。ドイツの小説家,劇作家,版画家,彫刻家。1999年にノーベル文学賞受賞。代表作の一つ『ブリキの太鼓』(高本研一訳,集英社,のち文庫化:池内紀訳、河出書房新社、世界文学全集)は, カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞、アカデミー外国語映画賞の受賞作。その他『局部麻酔をかけられて』(高本研一訳、集英社),『蝸牛の日記から』(高本研一訳、集英社),『ひらめ』(高本研一・ 宮原朗訳、集英社),『僕の緑の芝生』(飯吉光夫訳、小沢書店),『はてしなき荒野』(林睦實・ 石井正人・ 市川明訳、大月書店),『本を読まない人への贈り物』(飯吉光夫訳、西村書店)など,日本でも多くのファンを持ち,邦訳書も多数。
著者略歴(伊藤哲夫)
1942年岩国市生まれ。1967年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1969年同大学院理工学研究科建設工学専攻都市計画専修博士課程修了。産経スカラシップ第一期生として西ドイツ・カールスルーエ工科大学に学び,スイスのアトリエ5をはじめドイツの建築設計事務所勤務。1986年国士舘大学工学部建築デザイン工学科教授,早稲田大学講師。ニュー・ヨーク,プラット大学客員講師。2011年退任。この間,ウィーン国立美術工芸大学客員教授。【主要著訳書】『ローマ皇帝 ハドリアヌスとの建築的対話』(井上書院)/『ウィーン世紀末の文化』(共著:東洋出版)/『ウィーン 多民族文化のフーガ』(共著:大修館書店)/U.コンラーツ『都市空間と建築』(翻訳:鹿島出版会)/アドルフ・ロース『装飾と犯罪 建築・文化論集』(翻訳:中央公論美術出版)/F.レンツ=ローマイス『都市は「ふるさと」か』(共訳:鹿島出版会)/M.パイントナー『オットー・ワーグナー』(共訳:鹿島出版会)/『哲学者の語る建築 ハイデガー,オルテガ,ペゲラー,アドルノ』(共編訳:中央公論美術出版)/アドルフ・ロース『装飾と犯罪』(翻訳:ちくま学芸文庫)ほか。
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