『『狐物語』とその後継模倣作におけるパロディーと風刺』の詳細情報
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タイトル |
『狐物語』とその後継模倣作におけるパロディーと風刺 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 高名康文 [著・文・その他]
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出版社 |
春風社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
4500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
410p
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Cコード |
0098 |
発売予定日 |
2023-03-10 |
ジャンル |
一般/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784861108532 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
12世紀から13世紀のフランスで語られ書き留められた、狐「ルナール」の物語群における先行作品のパロディーと風刺を読み解く。
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目次 |
はじめに 第1部:比較の視点と通時的視点からみた、『狐物語』における12・13世紀の恋愛物語のパロディー 第1章:中世文学におけるパロディーをいかに論じるか 第2章:同時代における他ジャンルの戯作風物語と比較した『狐物語』のパロディーの手続きの特性 第3章:『狐物語』における姦通の言説―曖昧な宣誓の以前と以後 第4章:『狐物語』の初期枝篇における姦通への言及が、写本伝承過程において増加すること 第2部:『狐物語』における「逆さまの世界」、定型表現のパロディー 第1章:告解するルナール狐とベルナール首席司祭―『狐物語』第XVII枝篇における「逆さまの世界」 第2章:⼈と会話をする動物―『狐物語』第XII枝篇の場合 第3章:『狐物語』第VII枝篇における告解のパロディー 第4章:『狐物語』における武勲詩のパロディー―第I枝篇の鶏たちの告訴のエピソードにおける武勲詩詩節(laisse)の模倣 第5章:『狐物語』における喪の嘆きの表現のパロディー 第3部:『狐物語』のその後 第1章:ルナールと托鉢修道会―リュトブフ、『ルナールの戴冠』、『新版ルナール』 第2章:『新版ルナール』と『アーサー王の死』における運命の女神 第3章:フォヴェール、ルナール、フォルトゥーナ―『狐物語』後継作と『フォヴェール物語』 第4章:『狐物語』と『フォヴェール物語』における人間/動物/仮面 補遺 第1章:『パレルモのギヨーム』と『狐物語』―ジャンルのパロディーを巡る一考察 第2章:クレティアン・ド・トロワの喪の嘆きの描写 第3章:『狐物語』における色彩 第4章:『狐物語』B写本第5921, 2行を巡る新旧校訂の比較 おわりに 参考文献一覧 索引 |
著者略歴(高名康文) |
高名康文(たかな・やすふみ) 成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科教授。専門はフランス語、フランス文学。 |