『発達支援、その先へ ~自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して ~ 』の詳細情報

発達支援、その先へ
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タイトル 発達支援、その先へ
サブタイトル 自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して
著者 [著者区分]永井祐也 [著・文・その他]
出版社 春風社 レーベル
本体価格
(予定)
3900円 シリーズ
ページ数 276p Cコード 0037
発売予定日 2024-05-02 ジャンル 一般/単行本/教育
ISBN 9784861109508 判型 A5
内容紹介
発達障害のある子どもたちをいかに支援するか? 自閉スペクトラム症(ASD)児の「共同注意」をはじめとする早期社会コミュニケーション行動の発達について、PECS等の支援法の有用性、母親のストレスとの相関性、インクルーシブ教育システム、さらにその先の共生社会への接続性といった観点から検証。一人一人の子どもの将来の自立と社会参加に向けて、私たちが「いま」できる支援を考える。
目次
はじめに

第0章 序論

第1章 日本の特別支援教育・インクルーシブ教育システムの動向
第1節 特別支援教育
第2節 インクルーシブ教育システム
第3節 自立活動
第4節 不適応と発達障害の二次障害
第5節 特別支援教育の観点からの本書の位置づけ

第2章 自閉スペクトラム症(ASD)の理解と発達支援
第1節 自閉スペクトラム症とは
第2節 自閉スペクトラム症児の社会的認知の障害
第3節 自閉スペクトラム症児の発達支援
第4節 本書の目的・構成
Column Ⅰ「私の自閉スペクトラム症との出会い」

第3章 アイトラッカーによるASD児の共同注意の測定とその臨床的有用性
第1節 序論
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
Column Ⅱ「研究に取り組む大前提」

第4章 ASD児の早期社会コミュニケーション行動が不適応行動に及ぼす影響
第1節 序論
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
Column Ⅲ「発達支援の近道」

第5章 PECSがASD児の早期社会コミュニケーション行動に及ぼす効果
第1節 序論
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
Column Ⅳ「個別発達支援のその後」

第6章 母親の育児ストレス軽減に果たすASD児の共同注意の役割
第1節 序論
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
Column Ⅴ「子どもたちの将来に希望がもてるように」

第7章 個別発達支援におけるASD児の母親の育児ストレス軽減効果
第1節 序論
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
Column Ⅵ「発達支援を通した母親の変化」

第8章 総合考察
第1節 親子の心の健康を支える早期社会コミュニケーション行動とその評定
第2節 早期社会コミュニケーションの成立を支えるメカニズムと発達支援
第3節 早期社会コミュニケーション行動の発達支援と将来の自立・社会参加
第4節 ASD児との双方向的なコミュニケーションの成立を目指して

あとがき

図表一覧
初出一覧
文献一覧
索引
著者略歴(永井祐也)
永井祐也(ながい・ゆうや)
岐阜聖徳学園大学教育学部 専任講師
1988年 大阪府生まれ
大阪大学大学院人間科学研究科 修了 (博士(人間科学))
日本学術振興会特別研究員 (DC2)、くらしき作陽大学子ども教育学部専任講師、大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て、2022年4月より現職。

主要論文
・標準「病弱児の教育」テキスト【改訂版】(ジアース教育新社, 分担執筆, 2022)
・母親の育児ストレス軽減に果たす自閉スペクトラム症児の共同注意の役割(発達心理学研究, 34(1), 11-18, 2023)
・小児がん啓発人形劇が小学校教員に復学支援を想像させる効果(小児保健研究, 80(6), 782-787, 2021)
・ムコ多糖症のある幼児児童生徒への教育的支援に関する保護者の認識(特殊教育学研究, 53(3), 175-183, 2015)
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