『芥川龍之介の中国遊歴 ~光と影の軌跡 ~ 』の詳細情報

芥川龍之介の中国遊歴
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 芥川龍之介の中国遊歴
サブタイトル 光と影の軌跡
著者 [著者区分]藤谷浩悦 [著・文・その他]
出版社 春風社 レーベル
本体価格
(予定)
6800円 シリーズ
ページ数 624p Cコード 0095
発売予定日 2024-07-05 ジャンル 一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784861109669 判型 A5
内容紹介
中国という鏡を通して、日本を見つめ直す

常に新しい分野に突き進もうとし、最後まで孤高を貫いた芥川龍之介。中国旅行は重要な転換点であり、心のなかで、決定的に何かが変わった―

本書は、芥川龍之介が一九二一年三月から七月までに行った中国遊歴について、同時代の中国や朝鮮、日本で起きた出来事に着目しつつ、芥川の前後に中国を遊歴した人々の記録を参照しながら再現し、あわせてこの中国遊歴が芥川に与えた影響を考察するものである。(本書序論より)
目次
序論

第一編 東京から上海へ
第1章 旅立ちまで―中国への思い 
第2章 上海到着の前後―東亜新聞記者大会
第3章 著名人との会談―鄭孝胥、章炳麒、李人傑
第4章 上海の名所探訪―芝居と歓楽街、芸妓 

第二編 長江流域の周遊
第5章 杭州と蘇州の衝撃―排日運動の底流 
第6章 蘇州、鎮江、揚州の周遊―江南の風景と情感
第7章 上海の別れ、蕪湖の再会―亡き母への思い 
第8章 九江、廬山、漢口の旅―在留日本人の特徴 
第9章 漢口から長沙へ―古典研究の隘路 

第三編 北京から東京へ
第10章 京漢鉄道の旅―上海の極東オリンピック大会
第11章 洛陽から北京へ―文化の重さ 
第12章 天津への嫌悪感―北京郊外の旅
第13章 田端の自宅への帰還―奉天、京城から東京へ

結論
著者略歴(藤谷浩悦)
1957年、秋田県に生まれる。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科(東洋史専攻)単位取得満期退学。博士(文学)。歴史研究者
著書:『湖南省近代政治史研究』(汲古書院、2013年)、『戊戌政変の衝撃と日本―日中聯盟論の模索と展開』(研文出版、2015年)、『井上雅二と秀の青春(一八九四-一九〇三)―明治時代のアジア主義と女子教育』(集広舎、2019年)
編著:(饒懐民と共編)『長沙搶米風潮匯編』(岳麓書社、2001年)、『良き師と友、熟生に支えられて―藤谷正治郎(薫水)とその時代』(非売品、2017年)
他の書籍を検索する