『工科系学生のための〈リベラルアーツ〉』の詳細情報
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タイトル |
工科系学生のための〈リベラルアーツ〉 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■上原直人 [編集] ■藤本温 [編集]
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出版社 |
知泉書館 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
220p
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Cコード |
1050 |
発売予定日 |
2023-02-06 |
ジャンル |
教養/単行本/工学・工学総記 |
ISBN |
9784862853790 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
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目次 |
序章――リベラルアーツの現在(藤本 温) 1 リベラルアーツとは 2 今日のリベラルアーツ 3 工科系学生のためのリベラルアーツ 参考文献
第Ⅰ部 歴史のなかの〈リベラルアーツ〉
第1章 教養理念の原点を問う――古代ギリシアのパイデイアは何を目指したのか?(瀬口昌久) 1 教養が重んじられた古代ギリシア 2 パイデイアが目指したアレテーとは? 3 ソフィストの弁論の教育とソクラテスの徳の教育 4 プラトンの学園アカデメイア 5 イソクラテスの修辞学校 6 技術と教養 参考文献
第2章 西洋中世のリベラルアーツ――自由学芸について(藤本 温) 1 西洋12,13世紀という時代とリベラルアーツ 2 13世紀までのリベラルアーツ 3 13世紀のリベラルアーツ――トマス・アクィナス(1) 4 徳と技術――トマス・アクィナス(2) 5 大学制度の中で 6 技術との関わりで 参考文献
第3章 啓蒙時代の教養と科学・技術――科学史の視点から(川島慶子) はじめに 1 自由学芸の「自由」と技術 2 啓蒙時代と聖俗革命 3 『百科全書』と技術 4 『ミクロメガス』――啓蒙主義の「夢」 5 知識や教養は誰のものなのか――ジェンダー・民族・階級の問題 6 科学技術と教養――工学は何を目指すのか 参考文献
第4章 日本における教養史――大正教養主義を中心に(犬塚 悠) はじめに 1 「修養」と「教養」 2 大正教養主義 3 大正教養主義への批判 4 今日の教養と技術者 参考文献
第Ⅱ部 今を生きる〈リベラルアーツ〉
第5章 歴史学における批判的思考――ビゴーの「魚釣り遊び」を用いて(古結諒子) 1 情報を批判的に検討するとは? 2 情報は操作されている 3 受信者は誰か――横浜居留地の特殊性 4 主役は受信者 5 「表現」と「考え」の相違 6 「魚釣り遊び」から「漁夫の利」へ 7 工学との対話に向けて 参考文献
第6章 自然人類学という視点――なぜ人種差別は起こるのか?(小田 亮) 1 なぜリベラルアーツ? 2 なぜ人類は多様なのか? 3 なぜ差別や偏見があるのか? 4 行動免疫による外集団の排除 5 工学とリベラルアーツ 参考文献
第7章 心の理――その視点と広がり(田中優子) 1 心理学とはどのような学問か 2 心に対する記述的アプローチ 3 心理学の広がり 4 工学と心理学 参考文献
第8章 社会を「良く」するヒントを探る――経済学の視点から(川崎雄二郎) 1 経済学で「良い」社会について考える? 2 個人と社会の利益に関する考え方――効用,余剰 3 良い配分とは何か――効率性と公平性 4 市場経済における効率と公平をめぐる問題 5 経済的な豊かさと幸福とのつながり 6 技術が社会にもたらす効果 参考文献
第9章 「競争のための学び」と「共生のための学び」(上原直人) 1 学ぶことの意味を考える 2 学校制度以前の社会と人々の学び 3 学校制度の登場 4 学校の定着と学歴社会の形成 5 高学歴化と揺らぐ学校 6 共生のための学び 7 21世紀における学びと技術者 参考文献
あとがき(上原直人) 索引 執筆者紹介 |