『ヘーゲル全集 ~イェーナ期体系構想Ⅱ:論理学・形而上学・自然哲学(1804/05) ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ヘーゲル全集 |
サブタイトル |
イェーナ期体系構想Ⅱ:論理学・形而上学・自然哲学(1804/05) |
著者 [著者区分] | 座小田豊 [編集]
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出版社 |
知泉書館 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
10000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
824p
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Cコード |
3310 |
発売予定日 |
2024-07-23 |
ジャンル |
専門/全書・双書/哲学 |
ISBN |
9784862854131 |
判型 |
菊 |
内容紹介 |
批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。 1801年1月,フランクフルトからイェーナに移ってきたヘーゲルは,哲学の教師としてのキャリアを開始する。「差異論文」(1801)の公刊により,はじめて哲学の課題を自らのものとして語り始めた。「自らの哲学」への途上にあったイェーナ期,ヘーゲルは「一つの真実の哲学」を求めて,「哲学体系」の構想を彫琢する。 本全集第5・6・7巻には1803–06年の「イェーナ期体系構想」と呼ばれる手稿類を収める。これらのテクストは,イェーナ期の集大成である「学の体系第一部」と冠せられる『精神現象学』(1807),さらに『論理学』(1812–16)や『エンツュクロぺディー』(1817・27・30)で展開する学の体系化へと繋がっていく,独創的で豊かな思索の発展の原点を示す記録。 本巻には,「体系構想Ⅰ」から引き続く「無限性」,「否定性」,「絶対的な精神」といったヘーゲル哲学の重要概念を発展的に展開した「イェーナ期体系構想Ⅱ 論理学・形而上学・自然学(1804/05)」を収める。また付録として同時期に執筆された断片と,さらに詳細な解説,充実した索引も収録する。
【主要目次】
[論理学] [Ⅰ 単一な関係] Ⅱ 相関関係 Ⅲ 比的関係
形而上学 Ⅰ 諸原則の体系としての《認識》 B 客観性の形而上学 C 主体性の形而上学
自然哲学 [Ⅰ] 太陽系 Ⅱ 地球系 補注 付録 解説
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目次 |
凡例
論理学・形而上学・自然哲学(1804/05)
[論理学] [Ⅰ 単一な関係] B 量 a 数的な〈一〉 b 数的な〈一〉の数多性 c 総体性 [C 定量] D 無限性 Ⅱ 相関関係 A 存在の相関関係 AA 実体性の相関関係 BB 因果性の相関関係 CC 相互作用 B 思考の相関関係 A 規定された概念 B 判断 a 述語のそれだけでの存在,および主語の,自分自身のうちへの反省 β 主語のそれだけでの存在,および述語の現実化 C 推理 α 個別的なものとしての主語の現実化 b 普遍的なものの現実化 Ⅲ 比的関係 a 定義 b 区分 c 《認識》が定立されている
形而上学 Ⅰ 諸原則の体系としての《認識》 A 同一性の命題,あるいは矛盾の命題 B 第三者の排除という原則 C 根拠の命題 B 客観性の形而上学 Ⅰ 魂 B 世界 C 最高の本質 C 主体性の形而上学 Ⅰ 理論的な自我,あるいは意識 Ⅱ 実践的な自我 Ⅲ 絶対的な精神
自然哲学 [Ⅰ] 太陽系 Ⅰ 運動の概念 Ⅱ 現象する運動 [Ⅲ] 運動の実在性 Ⅱ 地球系 [Ⅰ 力学] A 物体,もしくは形態の構成 B 槓杆 Ⅱ 物質の過程 A 観念的な過程 Ⅱ 実在的な過程,化学 Ⅲ 自然学 地の定義
補注
付録 形而上学のための区分草案 体系のための二つの註解 体系のための紙片
解説 第Ⅰ部 責任編集者解説 1 イェーナのヘーゲル 2 『体系構想Ⅰ』について 3 「精神哲学」の成立 4 『体系構想Ⅱ』について おわりに――「生ける神」としての自然 第Ⅱ部 アカデミー版編集者報告 論理学,形而上学,自然哲学 形而上学のための区分草案 体系のための二つの注解 体系のための紙片
責任編集者あとがき 訳者による項目一覧 人名索引 事項索引 |
著者略歴(座小田豊) |
1949年,福岡県生まれ。1978年,東北大学大学院文学研究科博士課程 単位修得退学。1978年,東北大学文学部助手。以後,弘前大学教養部助教授,東北大学大学院国際文化研究科助教授,東北大学大学院文学研究科教授,東北大学総長特命教授を経て,現在,東北大学名誉教授。 〔主要業績〕 共編著:『ヘーゲル:知の教科書』(講談社メチエ,2004年),『今を生きる Ⅰ 人間として』(東北大学出版会,2012年),『生の倫理と世界の論理』(東北大学出版会,2015年),『自然観の変遷と人間の運命』(東北大学出版会,2015年) 共訳書:H.ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成』全3巻(法政大学出版局,2002年・2008年・2011年),J.G.フィヒテ『道徳論の体系1812年』(『フィヒテ全集』第21巻所収,晢書房,2009年),W.イェシュケ『ヘーゲルハンドブック』(知泉書館,2016年) |