『ザ・キルスコア ~資本主義とサステナビリティーのジレンマ ~ 』の詳細情報

ザ・キルスコア
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タイトル ザ・キルスコア
サブタイトル 資本主義とサステナビリティーのジレンマ
著者 [著者区分]■ナショナル ジオグラフィック [編集]
■ヤコブ・トーメ [著・文・その他]
■鈴木 素子 [翻訳]
出版社 日経ナショナルジオグラフィック社 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 336p Cコード 0033
発売予定日 2023-06-16 ジャンル 一般/単行本/経済・財政・統計
ISBN 9784863135857 判型 46
内容紹介
今世紀までに奪われる命=10億人



キルスコアとは:

先進国が選択してきた経済成長と豊かなライフスタイルがもたらした

気候変動 廃棄物 過重労働 分断と孤独 紛争 を要因として失われる人命の数



大量生産・大量消費の時代に終わりが来ていると誰もが理解してはいるが、「持続可能(サステナブル)な社会」を謳ったとて、現実には多くのジレンマや矛盾、欺瞞がつきまとう――結局は皆、「より豊かな生活」をしたいのだから。

欧州拠点の独立系金融シンクタンクの共同創設者で、日本の金融庁や各国中央銀行のアドバイザーも務めた著者が、資本主義が生む膨大な犠牲と社会の致命的結末をあらゆるリソースを用いて「キルスコア」として数値化。

「消費とサステナビリティーの両立」という究極の難題に真正面から向き合い、私たちの姿勢を問う。

私たちは、どうすれば存続できるのか?

希望は、どこにあるのか――?



「キルスコアは、サステナビリティーの欺瞞を我々に突きつける。

だがそこにこそ、持続可能な社会実現の可能性が見えてくる。」

ヤコブ・トーメ
目次
プロローグ 人を死に追いやるということ



パート1 予備知識

1. キルスコアに至る道のり

2. キルスコアを測る5つのカテゴリ



パート2 犯行現場

3. 炭素排出と気候危機――第1の現場

4. 廃棄物汚染――第2の現場

5. 労働関連死――第3の現場

6. 匿名消費と孤独――第4の現場

7. 暴力・戦争・紛争――第5の現場



パート3 裁判と判決

8. 検察側立証/「殺人スコア」ではなく「キルスコア」

9. 弁護側弁論/命の価値の現実

10. 判決/「注意義務」を怠った結果br>


エピローグ フットプリントを変える小さな種
著者略歴(ヤコブ・トーメ)
1989年ベルリン生まれ。ロンドン、ニューヨーク、パリ、ベルリンを拠点とする独立系非営利金融シンクタンク、2°インベストメント・イニシアチブ(2DII)の共同創設者。ロンドン大学SOAS(東洋アジア研究学院)特任教授として教鞭を執る。日本の金融庁、イングランド銀行、ドイツ連邦銀行など各国中央銀行、EU機関のアドバイザーを歴任。金融システムのグリーン化のための世界的研究ネットワークINSPIREの諮問委員会メンバー。持続可能な金融ビジネス・政策の専門家として、Forbesドイツ誌の「30アンダー30(世界を変える30歳未満の30人)」に選ばれたほか、国際会議での講演も多数。ロンドン大学卒業後、北京大学で修士号を、フランス国立工芸院で博士号を取得。
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