『自閉スペクトラム症(ASD)児のこころの発達を促す動作法指導パッケージ』の詳細情報
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タイトル |
自閉スペクトラム症(ASD)児のこころの発達を促す動作法指導パッケージ |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 干川隆 [著・文・その他]
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出版社 |
ジアース教育新社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
88p
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Cコード |
3037 |
発売予定日 |
2025-01-31 |
ジャンル |
専門/単行本/教育 |
ISBN |
9784863717121 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
自閉スペクトラム症(ASD)児に対しても有効な動作法。教育相談等での長年の知見から、動作法と併せた「一本橋こちょこちょ」などの情動的交流遊びやキャッチボールでのやりとり、おやつの場面での要求言語行動の形成、お店屋さんごっこなど、身体を通じた支援の方法を「動作法指導パッケージ」として紹介する。特別支援学校や特別支援学級での自立活動などでも活用できる内容。
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目次 |
はじめに 第1章 動作法指導パッケージとは何か? 1.動作法指導パッケージ(DHIP)とは? 2.動作法とは何か? (1) 動作法の歴史的経緯 (2) 動作法とは何か? (3) 発達援助法としての動作法 3.DHIPの内容 (1) 支援場面のセッティング (2) DHIPの支援内容 (3) JA得点による評価 (4) 応用行動分析(ABA)の技法
コラム1 ASDの支援方法としての自然な発達的行動介入(NDBI)
第2章 動作法の実際 1.動作法による身体を通じたやりとりの発達段階 2.段階1(他者の受容段階)への対応 3.段階2(課題への部分的応答段階)への対応 (1) 側臥位が取れなければ,座位での腕上げ動作課題のやりとりを (2) 課題の動かす範囲を少しずつ広げる (3) 始めと終わりを明確に伝える (4) 回数を決めて課題を行う (5) 身体をお任せする体験を加えることも 4.段階1と段階2での主な変化 (1) 物を介したやりとりができるようになる (2) 相手に合わせた行動の増加 (3) 状況に合った感情の増加 5.段階3(他者を意識しない課題遂行段階)への対応 (1) 補助を次第に減らす (2) 「ゆっくり」に合わせる練習 6.段階4(他者を意識した課題遂行段階)への対応 7.段階3と段階4での主な変化 (1) アイコンタクトの増加 (2) 接近(かまってちょうだい)の機能を持つ行動の増加 (3) 共同注意の開始(IJA)の増加 8.段階5(共動作段階)への対応 9.段階6(日常生活での活用)への対応
第3章 動作法以外の活動の実際 1.キャッチボールでのやりとり (1) やりとりの不成立な段階 (2) 他者を意識していないやりとりの段階 (3) 他者を意識したやりとりの段階 (4) 要求言語行動の形成の段階 2.要求言語行動の形成 (1) 情動的交流遊び (2) 音楽やDVDの視聴 (3) おやつ場面 3.共同行為ルーティン
コラム2 エビデンスに基づいた実践のために
Ⅱ 理論編
第4章 共有された意図性の発達 1.共有された意図性とは何か? (1) なぜ共有された意図性に注目したのか? (2) 共有された意図性とは何か? 2.共有された意図性に関する発達段階 (1) 二者間の関与(行動と感情の共有) (2) 三者間の関与(目標と知覚の共有) (3) 協力的関与(共同意図と共同注意) 3.意図性に関するこれまでの研究 (1) 乳幼児を対象にした意図性に関する研究 (2) チンパンジーの研究 (3) 意図性とは何か? 4.共同注意行動の発達と心の理論の発達 (1) 共同注意行動の発達 (2) 心の理論の発達
コラム3 くすぐったい心理
第5章 共有された意図性の観点からみた動作法 1.他者の受容段階 2.課題への部分的な応答段階-生きた行為主体との対面 3.他者を意識しない課題遂行段階-目標志向的行為主体の理解 4.他者を意識した課題遂行段階-意図をもつ行為主体の理解 5.共動作体験段階-協力的関与 6.共有された意図性の観点から見たDHIPの活動 (1) 情動的交流遊び (2) キャッチボールでのやりとり (3) 共同行為ルーティン (4) 要求言語行動の形成 7.まとめ |