『すべてのひかりのために』の詳細情報

すべてのひかりのために
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タイトル すべてのひかりのために
サブタイトル
著者 [著者区分]井上 法子 [著・文・その他]
出版社 書肆侃侃房 レーベル
本体価格
(予定)
2000円 シリーズ
ページ数 144p Cコード 0092
発売予定日 2024-12-03 ジャンル 一般/単行本/日本文学詩歌
ISBN 9784863856516 判型 46
内容紹介
装幀 毛利一枝

栞 服部真里子 石松佳



――歌だけがある
発した〈人〉を離れた〈声〉は、
あわく、きらめき、たゆたいながら、
私でもあなたでもある誰かの心に着床し、
ただ〈歌〉として生きつづける。
小野正嗣(作家)



第一歌集『永遠でないほうの火』から8年
ひかりを纏う生の讃歌 無垢な声で紡ぐ、待望の第二歌集



《水際はもうこわくない 踏み込んで、おいで すべてのひかりのために》

《さみどりにさやぐさざなみ 風は火を、火は運命をおそれず生きて》


隠れて見えない世界の横顔を火花のように一瞬だけ照らし出す
井上の歌はいわば火花のための火打石なのではないか
――服部真里子



《ふりかえれば薔薇の園ごと消えていて、ひかりのなかに立ち尽くす風》

《風は光らずつぶさに生きてしぬために星だった/花だったぼくらは》



井上の歌は常に光の明滅を意味する
世界と人はその一瞬一瞬に交わり歌が生まれる
――石松佳
目次
著者略歴(井上 法子)
1990年生まれ。福島県いわき市出身。
著書に『永遠でないほうの火』(書肆侃侃房)。
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