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タイトル |
不審人物 故人 自叙伝 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■ブラニスラヴ・ヌシッチ [著・文・その他] ■奥彩子 [翻訳] ■田中一生 [翻訳]
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出版社 |
幻戯書房 |
レーベル |
ルリユール叢書 |
本体価格 (予定) |
3500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
408p
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Cコード |
0397 |
発売予定日 |
2024-08-26 |
ジャンル |
一般/全書・双書/外国文学小説 |
ISBN |
9784864883054 |
判型 |
46変形 |
内容紹介 |
激動の時代のバルカンで、諷刺と喜劇で鋭い批判精神をふるった作家ブラニスラヴ・ヌシッチ――官僚制度を揶揄するゴーゴリものの喜劇『不審人物』、姓とアイデンティティの関係を問う晩年作の喜劇『故人』の本邦初訳二篇と、作家の人生喜劇を綴った「自叙伝」を収録。
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目次 |
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著者略歴(ブラニスラヴ・ヌシッチ) |
(Бранислав Нушић 1864–1938) セルビア(旧ユーゴスブラニスラヴ・ヌシッチラヴィア)の作家。ベオグラードの商家に生まれる。スメデレヴォの小学校、中学校、ベオグラードのギムナジウムを経て、ベオグラードの大学校の法学部を卒業。その間、1885年にセルビア゠ブルガリア戦争に義勇兵として参戦したが、卒業後まもない87年、反王朝的な風刺詩を著して投獄される。のちに外交官となり、オスマン帝国支配下のビトラ、プリシュティナ、テッサロニキの領事館に勤めた。その後教育省に移り、1900年ベオグラード国立劇場の支配人に転出。劇場との結びつきは生涯続き、ノヴィ・サド、スコピエ、サライェヴォ各劇場の支配人に就任した。1933年にはセルビア王立アカデミー会員に選出された。 |
著者略歴(奥彩子) |
共立女子大学教授。専門はユーゴスラヴィア文学。著書に、『境界の作家ダニロ・キシュ』(松籟社)、共著に、『東欧の想像力』、『世界の文学、文学の世界』、(以上、松籟社)、『世界文学アンソロジー――いまからはじめる』(三省堂)、翻訳にダニロ・キシュ『砂時計』(松籟社)、ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』(白水社)、共訳に、デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か』(国書刊行会)など。 |
著者略歴(田中一生) |
1935年、北海道生まれ、2007年東京歿。早稲田大学露文科を卒業後、ベオグラード大学に留学、ビザンチン美術およびユーゴスラビア文学を研究(1962‐67)。訳書に、ウィンテルハルテル『チトー伝』(徳間書店)、クレキッチ『中世都市ドゥブロヴニク』(彩流社)、アンドリッチ『ゴヤとの対話』『サラエボの女』(恒文社)、『イェレナ、いない女 他十三篇』(共訳、幻戯書房)シュチェパノビッチ『土に還る』(恒文社)、カラジッチ『ユーゴスラビアの民話Ⅰ』(共訳、恒文社)、ペタル二世ペトロビッチ゠ニェゴシュ『山の花環 小宇宙の光』(共訳、幻戯書房)など。 |