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タイトル |
鉄路の行間 |
サブタイトル |
文学の中の鉄道 |
著者 [著者区分] | 土屋武之 [著・文・その他]
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出版社 |
幻戯書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
306p
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Cコード |
0095 |
発売予定日 |
2024-11-07 |
ジャンル |
一般/単行本/日本文学、評論、随筆、その他 |
ISBN |
9784864883092 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
さあ行こう。 文豪たちが“確かな眼”で描いた列車の旅へ。 明治・大正・昭和の小説、詩、短歌、俳句より、鉄道史をめぐる記憶の旅へ。 太宰治も芥川龍之介も志賀直哉も中原中也も萩原朔太郎も泉鏡花も宮沢賢治も室生犀星も江戸川乱歩も川端康成も田山花袋も石川啄木も永井荷風も夏目漱石も森鷗外も若山牧水も高浜虚子も徳富蘆花も堀辰雄も正岡子規も上林暁も、みんな乗った。
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目次 |
はじめに 文豪たちを難渋させた悪路を越えた碓氷馬車鉄道 森鷗外『みちの記』 移転する前の敦賀駅と北陸本線の延伸 泉鏡花『高野聖』 総武鉄道開業当時の乗車ルポ、切符を発売してなかった本所駅 正岡子規『総武鉄道』 鉄道先進地帯だった松山で生まれた伊予鉄道 夏目漱石『坊っちゃん』 〝国電〟黎明期、甲武鉄道の電車の構造が生んだ作品 田山花袋『少女病』 啄木の故郷の駅は渋民ではない 石川啄木『一握の砂』 錦糸町駅前で牧畜を営んだ歌人 伊藤左千夫『左千夫歌集』 東京の郊外へ〝押し寄せてきた〟京王電車 徳冨蘆花『みゝずのたはこと』 故郷を通るはずだった蔵王電気鉄道 斎藤茂吉『赤光』 志賀をはねた山手線の電車は今も残る 志賀直哉『城の崎にて』 屋根に雪を載せた列車が初めて上野駅に来た時 室生犀星「上野ステエシヨン」 「軽便」と呼ばれていた鉄道 井上靖『しろばんば』 横須賀線の二等車内 芥川龍之介『蜜柑』 時刻表に導かれ自由に旅をした文人が乗った草津軽便鉄道 若山牧水『みなかみ紀行』 岩手軽便鉄道の旧経路を表す信号機 宮沢賢治『シグナルとシグナレス』 何もなく暑かった開業直後の駅 萩原朔太郎「新前橋駅」 親不知子不知を走る北陸本線車中の奇譚 江戸川乱歩『押絵と旅する男』 車体に書かれていた謎の数字はスハフ32形のもの? 太宰治『列車』 清水トンネルを抜ける列車は電気機関車が牽引 川端康成『雪国』 山道をゆく中央東線の美しさ 堀辰雄『風立ちぬ』 思わぬ駅で心細い思いをした詩人 中原中也「桑名の駅」 活力の象徴だった越中島貨物線や城東電車 土屋文明「城東区」 短命だった京成白鬚線の廃線跡 永井荷風『濹東奇譚』 福知山線の線路を歩いて通った主人公たち 水上勉『櫻守』 月見草に埋もれた西武多摩線のガソリンカー 上林暁『花の精』 空襲の翌日、山手線は走った 吉村昭『東京の戦争』 仙台市電のヘンテコリンな決まりごと 北杜夫『どくとるマンボウ青春記』 もつれ合う多摩地区の西武鉄道の路線網と恋愛関係 大岡昇平『武蔵野夫人』 旅行代理店創業期の修学旅行専用列車 城山三郎『臨3311に乗れ』 山陽本線の難所〝瀬野八〟 阿川弘之『お早く御乗車ねがいます』 急行〈銀河〉から転落死した親友を悼む 内田百閒『東海道刈谷駅』 晩年の俳人が乗った? 身延線へ転じた32系電車 高浜虚子『身延行』 ラブコメディの舞台のモデルとなった特急〈はと〉の食堂車 獅子文六『七時間半』 トリック成立に必要だった159系電車の色 鮎川哲也『準急ながら』 夜行急行列車〈十和田〉の謎 井上ひさし『吉里吉里人』 気仙沼線全線開通日の志津川駅 宮脇俊三『時刻表2万キロ』 あとがき 関連略年表 |
著者略歴(土屋武之) |
1965年大阪府生まれ。大阪大学文学部卒。『ぴあ』編集部などを経て1997年よりフリーのライター。著書に『ツウになる!鉄道の教本』(秀和システム)、『きっぷのルール ハンドブック 増補改訂版』(実業之日本社)、『旅は途中下車から 降りる駅は今日決まる、今変える』(交通新聞社)、共著に『JR私鉄全線 地図でよくわかる 鉄道大百科』(JTBパブリッシング)など。 |